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高金利通貨の下落幅

相関考

リスクオフで、高金利通貨が急落していてスワッポ派には逆風が吹いています。スワップ運用では当然のことながら、スワップが多い通貨ペアを選んでいくことになります。ところが通常スワップが高い通貨ペアは変動も大きく、スワップだけで選ぶとそれを大幅に上回る為替差損に苦しむことになります。

為替が大きく動いたので、円以外の通貨と高金利通貨とのペアの変動が抑えられていたのかを再度検証したいと思います。対円での先週5営業日の高金利通貨の値幅()が左側、円以外との通貨ペアの値幅()が右側にあげてあります。

 変動率(5日)値幅率(5日) 変動率(5日)値幅率(5日)
INR/JPY-2.80%4.32%EUR/INR+1.96%3.81%
MXN/JPY-6.60%7.76%SGD/MXN+3.99%5.27%
ZAR/JPY-7.22%8.20%NZD/ZAR+2.75%3.55%
   SEK/ZAR+5.86%6.08%
RUB/JPY7.30%8.12%CHF/RUB+5.86%7.56%
   CAD/RUB+3.09% 3.88%

インドルピー以外は対円で8%前後の値動きがあったことがわかります。

円以外とのペアをみると、どの通貨でも一応対円より変動は小さくなっています。ただ、その差は大きくない場合がほとんどで思ったほどうまくはいっていません。

相変わらずインドルピーは優秀です。特にユーロ/インドルピーは3%台で米ドル/円と大差ありません。先週下がったところでポジションを追加しました。

他の通貨も対円で取引した時より変動を抑えられていますが、対円の方がスワップが高い傾向があるので、このくらいの差だと対円で証拠金額を増やして取引しても同様の収益をあげられると思います。

期待外れだったのがシンガポールド/メキシコペソです。昨年の成績が良かったのでもう少し変動を抑えられると思いましたが、あまり機能しませんでした。【メキシコペソのスワップ成績(2月23日週)

逆にうまくいったのがニュージーランドドル/南アフリカランドで値動きが半分以下になりました。このくらい効果があるならやってみる価値があります。ただスワップの額も差し引きで減ってしまう組み合わせなので、スウェーデンクローナ/南アフリカランドと半々で行こうかと思います。【南アフリカランドのスワップ成績(2月23日週)

ロシアルーブルも、カナダドルと組み合わせればうまくいくのですが、それだとあまりスワップを稼げません。スイスフランと組み合わせると変動が大きくなりますが、その割にはスワップがいまいちです。【ロシアルーブルのスワップ成績(2月16日週)

 変動率(5日)値幅率(5日) 変動率(5日)値幅率(5日)
USD/JPY-3.14%3.75%EUR/PLN+0.92%1.13%
EUR/USD+1.65%2.28%EUR/CZK+1.54%1.86%

比較のために他の通貨ペアをあげると米ドル/円で3.75%でこの辺に近づけたいところです。

ユーロ/ポーランドズロチなどは低リスクと言われていますが、確かに今回のようなリスクオフの局面でも変動が小さいのがわかります。逆に動いてますが、今のところ満足できる安定感です。やり方によってはそれなりのスワップ を稼げるので【ポーランドズロチのスワップ成績(2月23日週)】こちらもポジションを増やしたいと思っています。

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