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手動両建て順張り損切り付反復売買ー2

両建て順張り反復売買

リピート運用の弱点

前回のブログではリピート売買のリスクの高さと収益率の低さが、値が下がるにつれ買いを入れる(かその逆に値が上がるにつれ売りを入れる)という逆張りで注文を繰り返す仕組みに起因している点に触れました。

手動両建て順張り損切り付反復売買ー1
スワポ運用とリピート運用スワポ運用をメインに投資を続けていますが、各国利下げに入り、日本もインフレで利上げに転換していく気配もあるので、ちょっとこれまでほどうまくいかない時期に入ると見ています。代替となりそうな手法として反復売買でリピート運用を試しているのですが、通貨ペア選択や設定など奥が深く、色々と試行錯...

 

これは一般的にナンピンと言われるやり方で、「下手なナンピンすかんぴん」という格言があるとおりしくじると大損につながります。

 

今回はさらにリピート売買の問題点を見ていきたいと思います。

先に挙げた逆張りの連続注文では、下落した場合に高いところから順にポジションをとっていくことになり、ポジポジ病と同様に常に多くの損失を抱えたポジションを持つ状態となりやすいです。

また、暴落した場合に底まで引き付けることなく不利な価格でもポジるので、「落ちるナイフを掴む」かたちになる可能性も高く、含み損が膨らんだポジを長期持ち続けることにもなります。

このように保有ポジションが多く評価損も大きくなる場合に備えて資金を多く入れる必要があると、リスクが高い上に資金効率が悪くなってしまいます。

さらに、一般的に損切りを設定しないことが多いので、変動が大きくなってマイナス方向に設定レンジを外れた時などは爆損となる傾向があります。

一方で、設定された利確幅で決済されるので常にチキン利確となり、大きく値上がりする場面でも利益は限定されるため、利小損大となりやすい仕組みといえます。

まとめ

以上のリピート売買の弱点をまとめると

・ナンピン
・ポジポジ病
・落ちるナイフを掴む
・低資金効率
・損切り下手
・チキン利確
・利小損大

となりますが、これだけ投資でやってはいけないことを寄せ集めた手法で利益を出すのはかなり難しく、マイナスがかさんだ場合のリスクはかなり高いと思います。自動売買の場合は放置で取引できるという利点はあるにしても、これを初心者向け商品として出すのはどうかと思うレベルです。

リピート運用を始めるにあたり、これらの問題点を避けるため対策を打たないとならないと考えました。すべての弱点を克服できなくても、3〜4つほど潰せればかなり成功の見込みが高まるのではないかと思います。

次回以降はリピート運用の欠点をどう回避し、より低リスクで利益を出せる設定にするか検討します。

— 続く — 

手動両建て順張り損切り付反復売買ー3
逆張りと順張り  前回のブログでは一般的な逆張りのリピート売買の弱点について述べましたが、そのリスクの高さや収益率の低さといった問題が生じる原因とその解決方法について考えてみたいと思います。逆張りリピートの注文では、買いの場合は下落するにつれ高いところから順にポジションをとっていき、上昇に転じて値を戻し...

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