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スワップ投資の難しさ

Forex Correlation Laboratoryへようこそ。本サイトでは、外国為替証拠金取引(FX)で、どうしたらリスクを抑えつつ、スワップの収益を高められるかを考えていきます。ただし、目次にあるような高金利通貨の異業者間サヤ取りはあまり扱っていません。だいたいは相関性(correlation)の高い欧州マイナー通貨ペアでスワップ高めなものを探してます。

なお、参考として、期待できる年間の収益を最低必要証拠金ベースで為替の変動がなかった場合という条件で計算し、青いラインを引いています。赤いラインを引いた値は、管理人の私がリスクをとって狙おうと考えている収益率で、安全な取引を保証するものではありません。実際の取引をされる場合は、収益とリスクを勘案して適切な金額の証拠金を預けるようにしてください。また、将来のスワップの金額の変動によって、収益は変わります。

前置きはともかく他の記事を読みたい方は以下から選択してください。

スワップ投資のリスク

スワップ投資の失敗でありがちなのは、ロスカットなども含めて、為替の変動による損失がスワップによる利益を超えてしまうことです。したがって、スワップの額の高い通貨ペアを選ぶと同時に、為替変動の影響を受けにくい手法を取らなければなりません。

異業者間スワップサヤ取りと異通貨スワップサヤ取り

スワップ派のトレーダーの中で行われている手法は、主に2つあります。1つは高金利通貨の買いと売りのポジションを異なる2つのFX会社で同時に保有し、為替変動のリスクを抑えてスワップを積み上げるやり方です。一般に異業者間同一通貨スワップサヤ取りなどと呼ばれています。もう1つは相関性の高い2つの通貨の買いと売りのポジションを保有し、同一の口座内で両建てにして、スワップの差額を得るやり方です。同一口座内異通貨スワップサヤ取りなどと呼ばれます。

異業者間サヤ取り

同一通貨でスワップサヤ取りを行う場合のメリットは、同一の通貨を売りと買いで同額のポジションを建てるので、相場の上下の影響自体はほとんど受けない点です。しかしながら、一方に動いたときには、証拠金の維持率を保つために、利益の出ている口座から資金の移動をして、損失の出ている口座に補充しなくてはなりません。ただ、相場が大きく動き、利益の出た口座から出金を続け超過証拠金が底をつくと、資金移動ができなくなります。利益が出ていているポジションの含み益は出金できないため、2つの口座の損益が均衡していたとしても、ポジションのいくつかを閉じるか、さらに証拠金を追加するかしなければならなくなります。結局、このような事態を避けるために多めに証拠金を入れることとなり、収益率が下がります。利益を上げている方のポジションの含み益を充当できないということは、実際には、両建てせずに片方のポジションだけを持った時にロスカットを受けない安全な額と同等の額の証拠金を入れなければならないということです。ですので、そこまで収益率を追求せず、安定的なスワップ投資をしたい方には向いているかと思いますが、収益率をあげたい管理人のようなトレーダーは他の選択肢も検討する必要があります。

また、このところ(2019年8月)リラ、ランドなどで、スワップの差が狭まってきており、ますます利益を出しにくくなっています。昨年12月頃には、リラの売り買い10000通貨ずつで1日40円程度、ランド100000通貨ずつで70円程度のスワップの差額が得られていた頃もありましたが、現在では半分近くになってしまってます。目安として以下に2019年8月5日のスワップサヤ取りの最適組み合わせを挙げます。

 

トルコリラ業者スワップ必要証拠金公式サイト
買スワップの高い業者クリック36585円7610円GMOクリック証券【くりっく365】
売スワップの低い業者セントラル短資-72円7660円FXダイレクトプラス
南アランド業者スワップ必要証拠金 
買スワップの高い業者FXプライム150円28400円FXプライムbyGMO
売スワップの低い業者GMOクリック証券FXネオ-110円28450円GMOクリック証券
メキシコペソ業者スワップ必要証拠金 
買スワップの高い業者セントラル短資150円21720円FXダイレクトプラス
売スワップの低い業者みんなのFX-120円21756円トレイダーズ証券 みんなのFX

このスワップ差に基づいた、それぞれの通貨の想定年間収益率は以下の通りです。

トルコリラ:13×365÷(7610+7660)=0.3107…

南アフリカランド:40×365÷(28450+28400)=0.2568…

メキシコペソ:30×365÷(21720+21756)=0.2518...

リラで30%、ランドとペソは25%程度でが、これは最低の証拠金額ベースです。実際には、ボラティリティが大きく、余裕を持って証拠金を入れなくてはいけなくなるため、それほど収益を上げられなくなっています。管理人も上記の口座で異業者間サヤ取りしてましたが、現在はポジションを解消し、裁量取引だけしています。条件が良くなれば、また再開します。もう少し買いスワップと売りスワップの差が開いてくれるよう願っています。

異通貨サヤ取り

そんな中、人気が出ているのが、相関性の高い2つの通貨を同一口座内で両建てにする手法です。やり方を説明しているサイトは多数あるので、ここでは詳しい説明はしませんが、簡単に言えば、1:4.3の割合で、ユーロ円を売って、相関性の高いズロチ円を買うというものです。FXプライムではズロチ円の買いは15円のスワップがつきます。(現在低下中!2019年8月更新)一方ユーロ円の売りは0円なので、15×4.3=64.5円ほどのスワップが得られる計算です(1000通貨の取引では1円未満切り捨てなので、実際は64円)。必要証拠金はユーロ1万通貨で47511円、ズロチ4.3万通貨で47210円です。最低必要証拠金ベース(94721円)でだいたい24.66%の年間収益率が期待されます。

この異通貨サヤ取りの利点は、同一口座内で両建てしているために資金移動をしなくていい点です。また、一方の含み益でもう一方の含み損を相殺できます。そのため、異業者サヤ取りと比較して余剰の証拠金を大量に入れる必要はないと言えます。このように考えると、変動の大きいペソやランドと比較して、収益で劣らず、ロスカットの危険は低くなっており、かなり良い手法と思います。それでも、現実的には64円×365日÷証拠金120000=19.46….となるので、相当なリスクを取って証拠金を抑えて、1セットに対し120,000円くらいにしないと20%を達成できません。

追記:みんなのFXとLIGHT FXでズロチの取り扱いが始まったので、近日中に取引開始予定です。