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スワップ投資の世界

Forex Correlation Laboratoryへようこそ。このサイトでは、外国為替証拠金取引(FX)でスワップ運用を行っていく上で、どうしたらリスクを抑えつつ、収益を高められるかを考えていきます。相関性(correlation)の高い欧州マイナー通貨ペアでスワップ高めなものを探して投資していましたが、コロナ後に金利が低下し、ほとんどスワップがつかなくなってしまいました。現在は主に高金利6通貨分散投資(ブラジルレアル追加で7通貨となりました)で運用していますが、為替変動が大きく、上下に揺さぶられる毎日です。

ここからスワップ運用に対する考え方や、運用手法について解説します。最近の動向についてはブログ通貨別運用成績へどうぞ。

 

スワップ投資の基本

金利の高い通貨と低い通貨を交換したときにその金利差を調整した額がスワップポイントとなります。低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買った場合にはスワップを受け取ることが出来ますが、低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売った場合にはスワップを支払うことになります。ほとんどの業者では1日の取引時間の区切りとなるニューヨーククローズをまたいでポジションを保有していた場合にスワップが発生します。

スワップ投資では高金利の通貨と低金利の通貨のペアを長期保有して、頻繁に取引することなしにスワップポイントを積み上げていきます。例えば2021年の1月時点では100,000メキシコペソを日本円で買って、ペソ/円のポジションを持ったまま日をまたぐと、1日あたり60〜80円程度のスワップを得ることができます。1日あたりの付与額を70円と仮定して1年間保有すると25,550円程度の収益を見込むことができます。100,000ペソを約500,000円として計算すると年間の収益率は約5.1%となります。FXで取引できる通貨を持つ各国の政策金利(2021/1)をあげますが、同じ通貨ペアでも業者によってスワップ額が異なることがほとんどです。

 

 
国名トルコメキシコロシアインド中国南アフリカブラジル
通貨リラペソルーブルルピー人民元ランドレアル
記号TRYMXNRUBINRCNHZARBRL
政策金利17.00%4.25%4.25%4.00%3.80%3.50%2.00%

2021/2/12 メキシコ 4.0%に引き下げ
2021/3/17 ブラジル 2.75%に引き上げ
2021/3/18 トルコ 19.0%に引き上げ
2021/3/19 ロシア 4.5%に引き上げ
2021/4/23 ロシア 5.0%に引き上げ
2021/5/5 ブラジル 3.5%に引き上げ
2021/6/11 ロシア 5.5%に引き上げ
2021/6/16 ブラジル 4.25%に引き上げ
2021/6/24 メキシコ 4.25%に引き上げ
2021/7/23 ロシア 6.5%に引き上げ
2021/8/4 ブラジル 5.25%に引き上げ
2021/8/12 メキシコ 4.5%に引き上げ
2021/9/10 ロシア 6.75%に引き上げ
2021/9/22 ブラジル 6.25%に引き上げ

 

毎日のスワップは少額なので、ポジションを長期間保有してスワップを積み上げていくことになりますが、スワップは日々増減することがあり、必ずしも毎日決まった金額を得られるわけではありません。そのため、情報収集をこまめにして、高いスワップを長期間安定して付与していそうな業者を選ぶ必要があります。

 

FXとレバレッジ

年間に見込まれるスワップの収益率5%で100万円を運用し、億を目指したとして、1億円になるのに複利でも48年かかって、達成するまえに人生を終えていると思います。FXではレバレッジをかけて実際の金額より少ない証拠金で外貨のポジションを建てることができるので、収益率をあげることができますが、一方で為替の変動の影響も大きくなるのでリスクも増えます。

例えばレバレッジ4倍で200,000メキシコペソの買いポジションを建てると、100万円分を25万円の証拠金で保有することができます。1日140円のスワップを得られるとすると年約20%の収益をあげられます。

一方で、メキシコペソ/円は2020年に最大31%下落したので、最も高いところで100万円相当のポジションを建てたとすると、30万円程度のマイナスまではあったということで、25万円の証拠金ではほとんどを失って終了です。

このようにリスクはありますが、スワップの収益率20%で複利運用すれば、1億円になるまでに25年あまりで済みます。もしかしたらこの人生の中で達成できるかもしれません。どうにかリスクを減らして年20%くらいを達成する方法を考えていきます。

 

複利計算

計算上は百万円を年利20%で複利運用すると25年とちょっとで1億円に達し、30年後に2億3737万6314円、約237.38倍になります。単利では30年で7百万円となり、その差は2億3037万6314円です。

 

 単利の場合複利の場合差額達成月スワップ運用額
0 年後1,000,0001,000,0000  
1 年後1,200,0001,200,0000  
2 年後1,400,0001,440,00040,000  
3 年後1,600,0001,728,000128,000  
4 年後1,800,0002,073,600273,600  
5 年後2,000,0002,488,320488,320  
6 年後2,200,0002,985,984785,984  
7 年後2,400,0003,583,1811,183,181  
8 年後2,600,0004,299,8171,699,817  
9 年後2,800,0005,159,7802,359,780  
10 年後3,000,0006,191,7363,191,7362020/86,434,455
11 年後3,200,0007,430,0844,230,0842020/118,690,717
12 年後3,400,0008,916,1005,516,100  
13 年後3,600,00010,699,3217,099,3212021/311,316,673
14 年後3,800,00012,839,1859,039,1852021/613,060,903
15 年後4,000,00015,407,02211,407,022  
16 年後4,200,00018,488,42614,288,426  
17 年後4,400,00022,186,11117,786,111  
18 年後4,600,00026,623,33322,023,333  
19 年後4,800,00031,948,00027,148,000  
20 年後5,000,00038,337,60033,337,600  
21 年後5,200,00046,005,12040,805,120  
22 年後5,400,00055,206,14449,806,144  
23 年後5,600,00066,247,37360,647,373  
24 年後5,800,00079,496,84773,696,847  
25 年後6,000,00095,396,21789,396,217  
26 年後6,200,000114,475,460108,275,460  
27 年後6,400,000137,370,552130,970,552  
28 年後6,600,000164,844,662158,244,662  
29 年後6,800,000197,813,595191,013,595  
30 年後7,000,000237,376,314230,376,314  

右側は保有資産の中のスワップ運用中の額です。2021年6月に1,300万円に達しましたが、100万円から始めてないので、最初の8年分くらいは飛ばしています。現在は14年目あたりに相当します。目標達成まであと12年分です。

上記の表をグラフで表したものです。視覚的に単利と複利の運用の差がわかると思います。

 

 

スワップで年率換算の収益率20%での運用は、そこまで簡単ではないけれど、もしかしたらできるかもしれないという期待の持てる目標ではないでしょうか。

ただ、実際に運用するとこのように順調にいくことはまずありません。以下にスワップ運用の現実を見ていきたいと思います。