米露対立でルーブル大幅下落　　ロシアルーブルのスワップ成績（1月9日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ウクライナをめぐる米露の対立で、年初のユーロ/ルーブルは軟調となっています。10日に米露で安全保障について協議が行われましたが、進展は見られなかった模様です。その後、13日にウクライナの政府機関にサイバー攻撃があったという報道もあり、緊張が高まっているようです。

1月9日週のユーロ/ルーブルは86.01で寄り付いたのち、週初は85.0を挟んで上下していましたが、週末に向け一時88.10まで大きくユーロ高ルーブル安が進みました。上昇トレンドの上限を少し上抜けましたが、上ヒゲとなって戻しています。

株式市場は乱調でしたが、高金利通貨が全般値を保っていたので、かなり油断していました。

1月9日週のルーブル運用の合計の損益は、前週比-27,755円の+835,163円で、12月からのルーブルの下落でかなり利益が減少しています。

週間のスワップ額は前週比で+42,750円の合計50,476円となりました。ロシアの年始の祭日が終了して、スワップの付与が再開したため、急増しています。

運用中の高金利７通貨の対円での今年の推移を見ると、13日にルーブルが急落して、週末時点で最下位をトルコリラと争っています。

年初は南アフリカランドが好調で、買い持ちにしていたのがうまくいっています。

その他の通貨は年初と比べてあまり変わっていませんが、ちょっと円高が進んでいて、対ユーロや対米ドルで保有している通貨ペアはプラスとなっています。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

ユーロ/ルーブルの売りを60,000通貨保有していましたが、10,000通貨追加しました。

週間の合計のスワップは前週比で増加して10,577円となり、1万円台を回復しています。10,000通貨あたりの1日平均では240円で、年率は175％となりました。

為替はルーブル安で5週続けて前週比マイナスとなっていて、かなり損失が拡大しています。ルーブルが下がったので、あまり考えずに値頃感でポジションを増やしてしまいました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ルーブル/円の売り・ユーロ/ルーブルの売り・ユーロ/円の買いの３すくみで運用しています。それぞれの価値がだいたい同じになるように800,000通貨、10,000通貨、10,000通貨で1セットとして、12セット保有していましたが、少し売買もして利益増を狙っています。

売買でバランスが崩れていましたが、ユーロ/円の買いポジを増やし、ユーロ/ルーブルの売りを決済して、12セットに戻しました。決済で-31,011円の確定損が出ていますが、評価損も減って差し引きではプラスとなっています。

ちょっとルーブルの下げがきつくなっているので、ユーロ/ルーブルの売りを入れて13セット目を建てて行こうかと思っています。

ロシアの年始の休みが終了して、スワポがほぼ平常の付与額に戻りました。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)

バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります（時価：うまくいって1セットあたり9,500円くらいで、スワポで取り返すのにだいたいひと月かかります）。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。