四半期GDPは減速　　ロシアルーブルのスワップ成績（11月14日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ユーロ/ルーブルは10月27日には年初来安値（=ルーブル最高値）の80.40をつけたのち、ユーロ高ルーブル安となって上昇しています。11月14日週は始値の83.42からユーロ安ルーブル高となって17日には81.84の週の安値をつけています。その後ルーブルは伸び悩んで82.94でクローズとなり、週間では小幅ルーブル高となりました。

17日発表の7-9月期GDPは前期比で予想4.5%のところ4.3%となりました。前の期の10.5%から増加幅が小さくなり減速しています。

 

 

11月14日週のルーブル運用の合計の損益は、前週比+136,923円の+881,116円となりました。リスクオフにもかかわらず、まあまあ順調に増えています。

週間のスワップ額は前週比で+3,020円の合計40,226円でした。再び4万円台に乗せています。

 

 

14日週の高金利7通貨は軟調で対円では後半に大きく下落しました。トルコリラは暴落して史上最安値を大きく更新し、ひと桁目前まで行きました。リラの下落が大きすぎてチャートでは目立ちませんが、ブラジルレアルや南アフリカランドもかなり下げています。

そんな中でルーブルは踏ん張っていて、プラスのインドルピー、マイナスとなったもののほぼ横ばいの中国人民元に続いて、小幅の下落にとどまりました。

 

実際に運用している高金利通貨のうち、ランド、ルーブル、ルピーは対ユーロで保有しています。ルーブルは対円では週間でマイナスでしたが、ユーロも大きく下げたため、対ユーロではプラスとなっています。（RUBEUR）

インドルピーは対円でも週間プラスでしたが、対ユーロではさらに伸びが目立ちます。（INREUR）異なる通貨を保有して、いい具合にリスク分散になっていると思います。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

ユーロ/ルーブルの売りを50,000通貨保有しています。

ルーブルは対ユーロで小幅上昇して評価益は前週比で2万円あまりのプラスとなりました。高金利通貨全般が軟調ななかでは上出来と思います。

週間の合計のスワップは前週比でわずかに減少して7,555円となりました。10,000通貨あたりの1日平均は215円で、年率は157％でした。減少したものの7千円台後半で高収益率を継続しています。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ルーブル/円の売り・ユーロ/ルーブルの売り・ユーロ/円の買いの３すくみを目指して運用しています。それぞれの価値がだいたい同じになるように800,000通貨、10,000通貨、10,000通貨で1セットとする計画です。

ユーロが大幅に下落したので、少なかったユーロ/円を買い増しして、すべての通貨ペアが12セット分となりました。一時は大きくバランスが崩れていましたが、晴れて３すくみが完成しました。証拠金を400,000円増やしていますが、スワップによる利益の再投資で投入資金の額は2,000,000円のままです。

一時は評価損が大きく増加していましたが、だいぶ減少して確定益との差額が-38,157円までになりました。開始時スプレッドを考慮すると実質的に為替差損はありません。

週間の合計のスワップ額は前の週から増加して32,671円と運用開始以来の最高額を更新しました。1セットの１日あたりでは380円で、年率は約69.5%となっています。

すぐにつまらなくなって、為替が動くと売買してしまうのですが、今回は耐えて長期放置をしたいと思っています。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)

バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります（時価：うまくいって1セットあたり9,500円くらいで、スワポで取り返すのにだいたいひと月かかります）。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。