ウクライナ情勢で乱高下　　ロシアルーブルのスワップ成績（2月13日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ユーロ/ロシアルーブルは前の週末にプーチン大統領がウクライナ侵攻を命じたとの報道があり、大きくユーロ高ルーブル安が進みましたが、2月13日週に入るとロシアが対話を継続すると報道され、ルーブルが戻しました。日替わりで良いニュースと悪いニュースが出て上下に振らされる状況が続いています。18日はウクライナ東部で砲撃があったという報道でルーブルが大幅下落となっています。

2月13日週のユーロ/ルーブルは始値の87.72からユーロ安ルーブル高となって下落して、85.12の安値をつけました。週末に向けては一転して87.73まで上昇して往って来いとなりましたが、その後87.59でクローズとなりました。今年に入ってからは上値を切り下げ下値を切り上げる三角保ち合いになっています。

11日の政策金利の引き上げでスワポは増加傾向ですが、為替はボラティリティが大きくなっています。コロナ後のルーブルの安値にはまだだいぶあるので、もう少しルーブル安が進んでも資金的には耐えられると思うのですが、FX業者の証拠金引き上げでポジション決済をしなければならなくなる可能性の方が高くなっています。

 

2月13日週のルーブル運用の合計の損益は、前週比+295,055円の+1,208,845円でした。ウクライナ情勢も進展がなく、ルーブルのボラが大きくなっていますが、どうにか損益はプラスとなっています。

週間のスワップ額は前週比で+3,178円の合計54,570円となりました。ポジション削減で減った分を付与日数の増加で補った形となっています。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

15日の火曜日にルーブルのレバレッジが5倍に引き下げられて、必要証拠金の額が引き上げられたため、証拠金を追加しています。ユーロ/ルーブルの売りを70,000通貨保有していましたが、あまり資金を拘束されたくなかったので30,000通貨を決済して、スワップ82,974円と確定差益23,481円の合計106,455円の利益が出ました。

週間の合計のスワップはポジションを決済したため、前週比で減少して8,382円となりましたが、10,000通貨あたりの1日の額は増加して、270円あまりでした。

為替は前週比で16万弱プラスとなって、損失が縮小しています。半ば強制的に決済させられた形でしたが、結果的に高いところで利確してポジションを減らしたのちにルーブルが下落したので、合計の損益が前週比で大きくプラスになりました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ルーブル/円の売り・ユーロ/ルーブルの売り・ユーロ/円の買いの３すくみで運用しています。それぞれの価値がだいたい同じになるように800,000通貨、10,000通貨、10,000通貨で1セットとしています。

現在13セット分を保有中ですが、ルーブル/円の売りだけ12セット分となっています。ルーブルがらみの新規ポジションの必要証拠金が引き上げられ（＊新規でポジションを取ろうとしている方はご注意ください＊）ていて、ルーブル/円の売りのポジション追加をためらっています。

スワポは1日あたりでは前の週より少し減って455円で、年率は83.2%となりました。付与日数が増えたこともありますが、週間の合計額は運用開始来最高の46,188円となりました。

合計の損益は前週比で+13万ほどとなっています。前の週にズレが出た分を戻した形になっています。

ちょっとポジションが偏っているのと、ルーブルの取引時間後のユーロ/円の動きが大きくなっているので、評価損益が大きく増減しています。すくみはこのまま保持を続けるつもりですが、ウクライナ情勢を見ながら危なくなればポジション数を多少減らすかも知れません。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)

バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります（時価：うまくいって1セットあたり9,500円くらいで、スワポで取り返すのにだいたいひと月かかります）。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。