2021年運用方針　ロシアルーブルのスワップ成績（12月27日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ユーロ／ロシアルーブルは2020年始めには69.45でしたが、コロナショック後の3月に90.16まで上昇し、その後は他の高金利通貨よりもかなり早く反転しました。ところが年後半にメキシコペソ、南アランドが回復してきた頃に、再びルーブル安となりユーロ／ルーブルは3月高値を抜いて11月2日に今年の最高値をつけています。年初から約30％ルーブル安の90.43で年越しとなっています。

年初からの最大の下落率からいくとペソやランドとあまり変わらないので、2021年もスワップ運用全体の5分の１くらいをめどに保有を続けたいと思います。下落のタイミングなどかなりペソやランドと違うので、多少のリスク分散効果を期待して、少しでも安定した運用を目指します。

ロシアは産油国で主要な輸出品は原油なわけですが、ここまで年後半に下落したのは原油安でルーブル転する額が減ったからだとも言われています。原油価格はだいぶ持ち直していますが、需要がそこまで回復しているわけではなさそうなので、ルーブルが本格的に上昇するまではもう少しかかるかも知れません。ルーブル安ではポジションを増やしつつ、スワップを稼ぎながら上昇を待ちたいと思います。

先週末の時点でのルーブルの運用全体の損益は合計-945,680円で、前の週と比較して-33,803円となりました。週間でマイナスとなって年末を迎えていますが、今年は2016年以来の安値から回復できるかに注目です。

ルーブル運用全体の週間のスワップ額は合計19,237円で、前週と比較して8,135円の大幅増加でした。大幅増加ですが、正月休みで付与日数が13~15日になっているだけなので、1日あたりでは同じくらいになると思います。

• 保有中の通貨と注目の通貨の年初からの値動きを示しています。
• クロス円の通貨ペア以外は上下反転させています。

 

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

現在ユーロ/ロシアルーブルの売りを40,000通貨保有中です。

12月27日週は少しユーロ高・ルーブル安で損失が増加しています。先週も調整で一時的にルーブル安になりましたが、だいぶ戻しています。

スワップは3000円台キープで順調です。他の通貨と比較しても遜色ないと思います。今年はスワップも為替もコロナ前のレベルまで回復を期待しています。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

外為どっとコム：ノルウェークローネ/ロシアルーブル

ノルウェークローネ/ロシアルーブルで運用するために、ノルウェークローネ/円を売りロシアルーブル/円を買っています。産油国同士なので、相関して変動が小さくなるのを期待してポジションを取りましたが、あまりうまく行っていません。

現在はルーブル/円の買いを100,000通貨、ノルウェークローネ/円の売りを14,000通貨で1セットとして、2セット保有しています。

今週はスワップの付与日数が13日になっていて、312円つきましたが、１日平均は同じ12円です。収益率は12.5％のままです。

• 1セットは売14,000通貨、買100,000通貨とし、35,000円の証拠金で1日平均のスワップと年率換算の収益率を計算しています。

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ユーロ/ルーブルの売り・ルーブル/円の売り・ユーロ/円の買いの３すくみで運用しています。それぞれ10,000通貨、800,000通貨、10,000通貨で1セットとしています。

ポジションを増やす計画で、ユーロ/ルーブルが上昇したのに合わせて売り上がって80,000通貨保有としています。ユーロ/ルーブルだけ多くなってしまい、ちょっと偏っています。ルーブル/円は10,000通貨、ルーブル/円は1,600,000通貨を保有中です。為替の動きを見て、ルーブル/円の売りとユーロ/円の買いを増やしてバランスをとる予定です。

週間のスワップは、ユーロ/ルーブルは14日分となり、19,000円を超える大量付与となっています。１日あたりも170円といい金額がついています。一方でルーブル/円の売りスワップは付与日数15日でマイナスとなって、1セットあたりの１日あたりの合計額が下がってしまいました。

この運用は、ルーブル/円の売りスワップがプラスになるかどうかにかかっているので、どうにかプラス回復して欲しいです。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)