一時プラス回復も! インドルピーのスワップ成績(4月26日週)

インドルピー

高金利通貨は急上昇ののち下落と乱高下していますが、スワップポイント投資家の皆さんはホールドできているでしょうか? 

マイナー通貨で収益を上げられるかを検証するため、FOREX CORRELATION LABORATORYではインドルピーを選んで運用しています。

週間のユーロ/インドルピーはいったん大きくユーロ安ルピー高となり、その後下落して行って来いとなっています。結局は4週間ほどの横ばい継続です。少しコロナショックの影響が和らいできた感じもするので、ルピーにはもう少し上昇を続けて欲しいです。

スワップは減少傾向が続いていましたが、下げ止まった感じもします。回復できるか来週の付与額に注目したいです。

上のチャートは保有中あるいは保有予定の高金利通貨の年初からの値動きを示しています。下に行くほど高金利通貨安になってイメージしやすいように、上下反転させています。

赤の点線が前の週の最終日4月24日です。だいたい上昇したのち下落となっています。上の方の4つの組み合わせ(南アフリカランド/メキシコペソ、ユーロ/ロシアルーブル/円、ユーロ/インドルピー、ノルウェークローネ/ロシアルーブル)は米ドル/メキシコペソやユーロ/南アフリカランドに比べて変動がかなり小さく、安定したスワップ投資ができそうです。

対米ドルでメキシコペソ(緑)は年初から-36%くらいまで下落しています。一方でユーロに対するインドルピー(黄)の下落は最大で-8%弱程度ですんでいます。これはドル/ペソの4分の1以下の変動で、現在保有中の通貨ペアでは抜群にパフォーマンスがいいです。

最も注目しているのはユーロ・ルーブル・円の3すくみ(オレンジ)で、今回のコロナショックでもほとんど為替の影響がなく、安定してスワップを得られそうです。現在ポジション構築中で、ユーロ/ルーブルの売りのみ保有しています。下落したところでユーロ/円の買いとルーブル/円の売りポジションを建てる計画です。ユーロ/円の買いのマイナススワップの額が減ったので、週間のスワップの実績をもとにすると、年換算で50%いけるかもしれません。【ロシアルーブルのスワップ成績(4月26日週)】【ロシアルーブルのスワップ成績(4月19日週)

OANDA:米ドル/インドルピー・米ドル/デンマーククローネ 両建て

米ドル/インドルピーの売りと米ドル/デンマーククローネの買いの組み合わせで運用していますが、週間のスワップ額は311円でした。これは付与日数が5日だったためで、1日あたりでは62円台でほぼ変化ありませんでした。

デンマーククローネはユーロにペッグされているので、ほぼユーロ/インドルピーと同様の動きを期待できます。もともとは両通貨ペアともスワップがプラスだったのですが、6週ほど継続して米ドル/デンマーククローネの買いスワップがマイナスとなってます。

いったんはルピー高となり評価損が大きく減りましたが、週末に向けて下落して、結局合計の損益は前週比でマイナスとなってしまいました。ホールドでスワップを貯めながら、またルピーが上昇するのを待ちたいと思います。

スワップ推移 通貨ペア 保有数 投資金額 合計SW 1日平均SW 年率換算
4/26週 USD/INR 売10,000   395円 79.00円  
USD/DKK 買10,000   -84円 -16.80円  
差引   180,000 311円 62.20円 12.6%
4/19週 USD/INR 売10,000   557円 79.57円  
USD/DKK 買10,000   -119円 -17.00円  
差引   180,000 438円 62.57円 12.7%
4/12週 USD/INR 売10,000   557円 79.57円  
USD/DKK 買10,000   -102円 -14.57円  
差引   180,000 455円 65.00円 13.2%
4/5週 USD/INR 売10,000   563円 80.43円  
USD/DKK 買10,000   -106円 -15.14円  
差引   180,000 457円 65.29円 13.2%
3/29週
USD/INR 売10,000   557円 79.6円  
USD/DKK 買10,000   -142円 -20.3円  
差引   180,000 415円 59.3円 12.0%
成績(円) 通貨ペア 評価損益 累積SW 確定損益 合計損益 前週比
4/26週 USD/INR売 -58,252 10,497 -5,045 -52,800  
USD/DKK買 7,912 3,111 5,711 16,734  
差引 -50,340 13,608 666 -36,066 -8,380
4/19週 USD/INR売 -65,252 10,102 -5,045 -60,195  
USD/DKK買 23,600 3,195 5,711 32,506  
差引 -41,652 13,297 666 -27,686 +9,130
4/12週 USD/INR売 -67,348 9,495 -5,045 -62,898  
USD/DKK買 17,057 3,314 5,711 26,082  
差引 -50,291 12,809 666 -36,816 +1,659
4/5週 USD/INR売 -65,110 8,938 -5,045 -61,217  
USD/DKK買 13,615 3,416 5,711 22,742  
差引 -51,495 12,354 666 -38,475 -2,899
3/29週 USD/INR売 -73,862 8,375 -5,045 -70,532  
USD/DKK買 25,723 3,522 5,711 34,956  
差引 -48,139 11,897 666 -35,576 +18,026

iFOREX:ユーロ/インドルピー

ユーロ/インドルピーの累計のスワップが70,000円となったので、先週検討したように10,000通貨を追加で売って、保有ポジションは売り70,000通貨となりました。

週間のスワップ額は合計7,130円となって前の週の6,510円から増加となっていますが、ポジション増の分もあります。10,000通貨あたりの1日平均のスワップ額は前の週とほぼ変わらずの154.86円でした。6週連続の下落ですが、止まって欲しいところです。

インドルピー高で、スワップを加算すると一時は損益合計がプラスの水準まで回復しましたが、週末にかけて再び下落してしまいました。先週比でかなり損失が減少していますが、これはインドルピーの取引時間が短いためで、最終金曜日アメリカ時間でルピーが下落した分が入ってません。OANDAのポジションを参考にすると、先週と同じくらいの損失となっていると思われます。

スワップの年換算の収益率は自己資金ベースだと年100%超えです。コロナショック下でも他の通貨ペアと比較して変動の小さいこともあり、保有通貨ペアの中ではかなりうまく運用できていると思います。

スワップ推移 建玉 投資金額(自己資金) 合計SW 1日平均 年率(自己資金比)
4月26日週 売70,000 400,000円(300,000円) 7,130円
154.86円
92.9%(123.9%)
4月19日週 売60,000 400,000円(300,000円) 6,510円 155.00円 84.9%(113.2%)
4月12日週 売60,000 400,000円(300,000円) 7,020円 167.14円 91.5%(122.0%)
4月5日週 売60,000 400,000円(300,000円) 7,212円 171.71円 94.0%(125.3%)
3月29日週 売60,000 400,000円(300,000円) 7,650円 182.14円 99.7%(133.0%)

証拠金は自己資金300,000円とボーナス100,000円の合計400,000円です。

週間成績(円) 評価損益 累計SW 確定損益 損益合計 前週比
4月26日週 -107,603 77,005 0
-30,598 +64,550
4月19日週 -165,023
69,875 0 -95,148 +51,664
4月12日週 -210,177 63,365 0 -146,812 +5,054
4月5日週 -208,211 56,345 0 -151,866 -50,076
3月29日週 -150,923 49,133 0 -101,790 +30,383

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