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高金利通貨取引の収益率比較

スワップポイント

年末に計画した通り、2020年はインドルピー、メキシコペソ、南アフリカランド、ロシアルーブルで運用することにしましたが、先週の下落局面までにポジションを建てることができました。

インドルピーはユーロとの直接取引ですが、他のペアはユーロを挟んだ両建てです。買いと売りは、両建てしたそれぞれのペアの10,000通貨あたりの1日のスワップ額です。年率は証拠金を50,000円入れたとした場合の年換算の期待収益率です。(インドルピーは入金ボーナス分を証拠金に加えて年率が上がるようにしています。)

 値幅率(5日)買い売り差引年率業者
EUR/INR1.39%  182円130.8%iFOREX
SGD/MXN2.96%+199円-110円89円64.8%AXIORY
NZD/ZAR2.15%+180円-77円103円75.2%Titan
CHF/RUB3.47%+163円-15円148円108.1%AXIORY

この5日間で為替はリスクオフで大きく動きましたが、ほぼ全戻ししています。この間、最も変動の幅が小さかったのはインドルピーで、最も大きかったのがロシアルーブルです。動きが大きい通貨ペアの収益率が高ければ、リスクとリターンが釣り合いますが、必ずしもボラティリティーが大きいもののスワップが高額になっているわけではありません。

 変動率(5日)値幅率(5日) 変動率(5日)値幅率(5日)
INR/JPY+0.78%1.98%EUR/INR-0.22%1.39%
MXN/JPY+1.12%3.26%SGD/MXN-1.88%2.96%
ZAR/JPY+0.46%3.71%NZD/ZAR+0.31%2.15%
RUB/JPY+0.07%3.66%CHF/RUB+0.65%3.47%
USD/JPY+1.40%2.44%   

スワップでの運用の最も大きな障害は為替変動による評価損がスワップ額を上回ることです。ですので、日本円と高金利通貨と直接取引する場合と比較して、変動が小さくなるよう円以外の通貨との組み合わせを試しています。

両方の値幅を比較すると、他の通貨との組み合わせの値幅(青)の方が円と直接取引(赤)より小さくなっています。(同様の比較を先週しましたが、金曜日に大きく動いたので計算し直しています。【メキシコペソのポジ建て】)

比較のためにドル円もあげています。高金利通貨をドル円と同じくらいのボラティリティーで運用できれば、それなりの収益を上げられるのではないかと思います。これで年100%以上を目指したいところですが、なかなか難しいです。

メキシコペソはシンガポールドルと組み合わせるとボラティリティーが小さくなりますが、ユーロ/シンガポールドルのマイナススワップが多く、差引きのスワップ額が少なくなってしまいます。スワップ額は業者によってかなり違いがあるので、もっと有利なところもあるかもしれません。

逆にルーブルはスイスフランと組み合わせるとスワップ額は大きくなりますが、ボラティリティーが大きくなります。ただ、今のところ他に収益を上げられる組み合わせを見つけられていません。

とりあえずポジションを取れたので、スワップがどうなるを見ながら、機会を見てポジションを追加して資金倍増を目指します。

 

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