高金利通貨の変動率と値幅率(南アフリカランド)

南アフリカランド

今年はスワップで収益を上げるため高金利通貨で運用することにしましたが、高金利通貨は変動が大きいため日本円以外の通貨とペアにして少しでも為替変動の影響を抑えたいと考えています。最初の計画を昨年末に立てましたが、約2ヶ月たったので見直しをしてみました。

通貨 6ヶ月 1年 2年 レート
変動率 値幅率 変動率 値幅率 変動率 値幅率
TRY/JPY -3.63% 13.89% -13.38% 19.06% -36.04% 53.71% 18.12JPY
ZAR/JPY +6.59% 14.55% -6.73% 17.13% -6.73% 29.19% 7.34JPY
MXN/JPY +10.32% 14.12% +2.51% 14.96% +3.37% 17.92% 5.92JPY
RUB/JPY +8.15% 13.78% +2.34% 13.78% -8.57% 23.09% 1.72JPY
INR/JPY +3.08% 6.84% -0.90% 11.15% -7.13% 13.13% 1.54JPY
USD/JPY +3.21% 5.57% -0.50% 7.44% +3.61% 9.28% 110.04JPY

期間中の高値と安値の差が値幅率で、値動きの大きさを示しています。マイナスに値が動くとその分証拠金が減っていくので、この値が大きいほど余剰の証拠金をいれなくてはならなくなります。逆に小さくなれば証拠金が少なくて済み、収益率を上げることができます。

期間1年で南アフリカランド(ZAR)で17%あまり、メキシコペソ(MXN)でも15%ほどですが、インドルピー(INR)は約11%です。比較のためにあげた米ドル/円で7.44%です。1ドルが110円として10,000通貨取引した場合、その7.44%だと金額で81840円分動いたということです。

どの通貨とペアにするかによってこの変動を抑えることもできます。例えばインドルピーは対ユーロでポジションを取れば米ドル/円より変動の少ない6.57%となります。次に小さいのはシンガポールドル/メキシコペソの8.74%です。

他にも以下にあげる通貨ペアにすると、対円で取引するよりだいぶ値幅が小さくなります。過去の記録なので目安にしかなりませんが、とりあえずの基準は値幅率10%以下です。

通貨 6ヶ月 1年 2年 レート
変動率 値幅率 変動率 値幅率 変動率 値幅率
NZD/ZAR -3.32% 7.49% -0.89% 8.66% +11.54% 20.62% 9.56ZAR
AUD/ZAR -4.25% 8.03% -0.47% 9.03% +8.97% 22.76% 10.01ZAR
SGD/ZAR -3.51% 7.78% +3.66% 9.69%
+21.47% 28.52% 10.76ZAR
SEK/ZAR -0.20% 5.45% +1.43% 9.70%
+4.91% 19.90% 1.53ZAR
SGD/MXN -6.75% 8.74% -5.62% 8.74% -5.41% 14.56% 13.35MXN
CHF/RUB -4.72% 8.94% -1.00% 9.35% +6.94% 20.18% 64.95RUB
EUR/INR -2.44% 4.65% -4.50% 6.57% -3.06% 11.90% 77.16INR
USD/JPY +3.21% 5.57% -0.50% 7.44% +3.61% 9.28% 110.04JPY

現在、ユーロ/インドルピー、シンガポールドル/メキシコペソをメインにしていますが、スイスフラン/ロシアルーブル(CHF/RUB)、ニュージーランドドル/南アフリカランド(NZD/ZAR)も運用しています。実際にポジションを立てる時はユーロ/インドルピー以外はユーロや米ドルなどを挟んで両建てにしています。

インドルピー、メキシコペソ、ロシアルーブルでは期待されるスワップの収益が年100%も視野に入っていますが、ニュージーランドドル/南アフリカランドではニュージーランドドルのマイナススワップが多く、収益率がいまいちです。

【参照:インドルピーのスワップ成績(2月9日週)

【参照:メキシコペソのスワップ成績(2月9日週)

【参照:ロシアルーブルのスワップ成績(2月9日週)

【参照:南アフリカランドのスワップ成績(2月9日週)

そこで、ニュージーランドドル以外の通貨とペアにした場合の値幅率も調べました。今回検討した南アランドの通貨ペアのうち最もスワップが稼げそうなのが、スウェーデンクローナ/南アフリカランド(SEK/ZAR)です。スウェーデンの政策金利は0%なので、ユーロを買って、クローナを売ったとしてもマイナススワップは少なくて済みます。対ドルでクローナを売るとプラススワップがつきます。

変動を少なくするか、より多いスワップを狙うかは判断が難しいです。多少値動きが大きいですが、スワップ重視のポジションも建てて比較してみたいところです。

ということで、ユーロ/スウェーデンクローナ買いと、ユーロ/南アフリカランド売りの組み合わせと、米ドル/スウェーデンクローナ買いと、米ドル/南アフリカランド売りの組み合わせを試しています。どのくらい変動するかや、いくらスワップがつくかなどを検証していきます。

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