政策金利6.75%へ引き上げ　ロシアルーブルのスワップ成績（9月5日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

9月5日週のユーロ/ロシアルーブルは86.48で始まり、高値は87.07、安値は86.01でした。それなりにルーブルが堅調で86.0を割るかと思ったのですが、もうちょっとのところで押し戻されています。

三角保ち合いを上に抜けてしまったのですが、思いの外頑張っています。まずは86.0を通過して、年初来安値85.27を割るのを待っていますが、割れたら結構動くのではないかとも思っています。

日本以外の株式市場がどうもリスクオフ気味ですが、高金利通貨はまあまあ値を保っています。9日の欧州中央銀行（ECB）の政策委員会ののち、ユーロ安となったのも助けとなっているようです。

また、ロシア中銀は10日に政策金利の引き上げを発表し6.75％としました。予想の7.0％を下回っていますが、追加利上げの可能性が示唆されたようです。５回連続利上げで、今後のスワップ増も期待できます。

 

9月5日週の運用全体の合計の損益は前週比-833円の+276,789円となりました。順調に利益を伸ばしていましたが、一休みです。

ルーブル運用全体の週間のスワップ額は前週比で-813円の合計27,741円でした。米国市場の休場で付与日数が少なかったですが、合計スワップ額は微減で済みました。

 

高金利通貨はまちまちの動きとなりましたが、運用の中心としたいルーブル、ルピー、人民元は変動があまり大きくなく安定していました。

南アフリカランドが強く、メキシコペソも上昇していますが、週末に向けいくらか失速してしまいました。ブラジルレアル、トルコリラはかなり弱い動きとなりました。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• 対ユーロの通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

ユーロ/ルーブルの売りを60,000通貨保有しています。

週間の合計のスワップは増加が継続していましたが、9月5日週は伸び悩みました。1日平均が180円台に戻っていますが、年率は100％超えを維持しています。政策金利の引き上げが続いているので、今後の上昇を予想しています。

ルーブルは堅調でしたが、週末に向けて戻してしまい、週初とあまり変わらずでした。評価損益はマイナスでしたが、スワップとの合計で前週比プラスとなりました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ルーブル/円の売り・ユーロ/ルーブルの売り・ユーロ/円の買いの３すくみを目指して運用しています。それぞれの価値がだいたい同じになるように800,000通貨、10,000通貨、10,000通貨で1セットとする計画です。

9月5日週前半は、ユーロ高・ルーブル安・円安でしたが、後半は一時ルーブル高・ユーロ安が進んだので、ユーロ/円の買いを10,000通貨を追加して80,000通貨（8セット分）とし、ルーブル/円の売りを800,000通貨追加して7,200,000通貨（9セット分）としました。ユーロ/ルーブルの売りは100,000通貨（10セット分）保有中です。だいぶ10セット完成に近づいてきました。

前週比で含み損が2万5千円ほど増加してしまいましたが、ルーブル取引時間外にユーロが下落したのが主因で、取引開始後に戻ると思います。

合計のスワップ額はルーブルがらみの付与日数が６日となったので、前の週からわずかに減少して20,121円となりましたが、1日あたりでは増加となっています。年率換算の収益率は57％まで上昇しました。

スワップの付与額がこのまま続くのなら為替の安定性とスワップの収益率から３すくみ一択ですが、ルーブル/円の売りスワップがプラスでなくなったら終了なので、メインの運用としながらも他通貨との分散を図っていきます。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)

バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。