指標てんこ盛りで軟調　　南アフリカランドのスワップ成績（6月6日週）

南アフリカランドの推移と成績　

南アフリカランド/円は週初の6月7日に8.16まで値を伸ばして高値をつけたものの、その後は軟調で8.0近辺で揉み合いとなっています。今日もいまのところ7.99あたりにいます。

先週はGDP、景況感指数、経常収支、製造業生産など指標の発表が目白押しでしたが、概ね好結果だった割にランドは伸びなかった印象です。

南ア第1四半期GDPは前期比年率で予想3.2％のところ4.6％増と高い伸びでしたが、回復ペースは鈍化していて、前年比では-3.2%と昨年の水準まで戻っていないようです。SACCI景況感指数（5月）は97.0、第1四半期経常収支は2670億ランドの黒字でした。GDPの回復や経常収支の黒字には資源価格の上昇が大きく寄与しているとされているので、今後の資源価格の動向にも注目です。

6月6日週のユーロ/ランドも7日にランドの高値の16.28まで下げましたが、その後はユーロ高・ランド安となりました。

長期の下値の支持線を割ってきたので、もう少し下値があるかと思いましたが、すぐに戻してしまいました。昨年のコロナ前のレベルに戻したランド/円に比べるともう少し下値余地があると考えています。ちょっとユーロ高も一服しているようなので、さらなる下落に期待しています。

AXIORY：ユーロ/南アフリカランド

ユーロ/ランドの売りを60,000通貨保有しています。

5月中は順調に6000円近辺で推移していましたが、先週のスワップ額は急減して週間の合計で4,668円となっています。年率換算の収益率も100％越えが続いていましたが、とうとう割れて70％近くまで低下しました。

為替はランド安となって150万超えしていた含み益も大幅減少です。

週間スワップ推移

• 年率は証拠金額をもとに計算していましたが（1日のスワップ×365日÷証拠金額）
  比較しづらいので、レバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう
  保有金額をもとにしたものも加えました（右：1日のスワップ×365日÷保有金額）。
  保有金額はユーロ終値×10,000です。

週間運用成績(円)

iFOREX：ユーロ/南アフリカランド

iFOREXで保有していたユーロ/南アフリカランドの売り10,000通貨は5/31に決済しました。

コロナ前のユーロ安ランド高のところで建てたポジションで、昨年1月に始めたので1年半運用していました。初めはニュージーランドドル売りランド買いで変動を抑えられないかと試しましたが、コロナショック直後はランド/円よりかなり損失が少なかったのですが、期待したほどうまくは行きませんでした。途中でニュージーランドドル売りを処分しています。

含み損が22,023円、スワップが46,883円、確定益55,844の合計で80,704円ほどの利益となりました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)