政策金利引き上げでも下落　　南アフリカランドのスワップ成績（1月16日週）

南アフリカ準備銀行は1月27日に政策金利を0.25ポイント引き上げて4.00％としました。市場予想通りでしたが、利上げ発表後に南アフリカランド/円は下落となっています。また、2022年の消費者物価の平均上昇率の予想を4.9％に引き上げています。これにより追加利上げが見込まれています。

1月16日週のランド/円は週前半に寄り付きの7.43から7.35まで下落しましたが、後半には反転して21日には7.55の週の高値をつけました。

23日週に入ると一時7.39まで下げますが、27日の政策金利発表の前に7.57まで上昇しました。発表後は利上げにもかかわらず7.44まで下落しています。それでも昨年11月末から上昇トレンド（青）継続中で、まずは6月と10月の高値を結んだライン（赤点線）まで到達できるかに注目です。

ランド/円はペソ/円と両建てにしてしまったので、上昇分取れませんが、ユーロ/ランドで利益を出せています。

また、27日発表の12月生産者物価指数（PPI）は前年比で予想10.1%のところ10.8%となり、前月の9.6%からも上昇しています。

米の早期利上げ観測で株式市場がリスクオフとなっていますが、なぜかランドはおおむね好調をキープしています。

1月16日週のユーロ/ランドは年初からのユーロ安ランド高（下に行くほどランド高）が継続して、火曜につけた週の高値の17.66から金曜日には安値の17.09まで下落しました。

23日週にはさらにユーロ安ランド高が進んで16.99まで下落し、わずかに下値支持線（赤点線）を割りましたが、金利発表後に戻して下ひげとなっています。

ユーロ/ランドの売りを60,000通貨保有しています。

週間のスワップ額はいくらか増加して6,264円となり、年率は108.9%と100%回復となっています。

合計の損益は前週比で20万ほどプラスの137万円となり、評価益も100万円を超えました。

週間スワップ推移

年率は証拠金額をもとに計算していましたが（1日のスワップ×365日÷証拠金額）
比較しづらいので、レバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう
保有金額をもとにしたものも加えました（右：1日のスワップ×365日÷保有金額）。
保有金額はユーロ終値×10,000です。

週間運用成績(円)