利下げサイクル終了か？　ロシアルーブルのスワップ成績（2月7日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ロシア中銀は2月12日に政策金利の据え置きを発表しましたが、今後利下げをしないと表明した模様です。同日にメキシコが政策金利を4.25％から4.00％に引き下げているので、ルーブルが相対的に有利になる可能性もあります。ユーロ／ロシアルーブルは昨年10月くらいからレンジ内の動きで、下値支持線を割れずにいるので、今回の決定で89を割って大きくルーブル高とならないかと期待しています。

週間では89.93から89.25まで0.75%のユーロ安・ルーブル高となっています。原油価格も上昇していて、WTIは60ドル目前まで来ています。今回の利下げ終了とともにルーブルに追い風になるのではないでしょうか。

先週末の時点でのルーブルの運用全体の損益は合計-711,482円で、前の週と比較して+73,932円となりました。

ルーブル運用全体の週間のスワップ額は前週比-868円の合計10,872円で、年換算の収益率は33.2％でした。

• 保有中の通貨と注目の通貨の年初からの値動きを示しています。
• * 印のついた通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

現在ユーロ/ロシアルーブルの売りを40,000通貨保有中です。

週間のスワップ額は前週より減少して2,796円となりました。1日あたりでは100円を挟んで行ったり来たりな感じです。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

外為どっとコム：ノルウェークローネ/ロシアルーブル

ノルウェークローネ/ロシアルーブルで運用するために、ノルウェークローネ/円を売りロシアルーブル/円を買っています。産油国同士なので、相関して変動が小さくなるのを期待していましたが、完全に期待外れとなっています。

現在はルーブル/円の買いを100,000通貨、ノルウェークローネ/円の売りを14,000通貨で1セットとして、2セット保有しています。

先週ノルウェークローネ/円の売りでスワップが8円付いていたのですが、ホームページのスワップカレンダーを見ても0円でした。なぜついていたのかわかりませんが、その分ロシアルーブル/円のスワップが8円減っていて結果的には同じ額となっています。

• 1セットは売14,000通貨、買100,000通貨とし、35,000円の証拠金で1日平均のスワップと年率換算の収益率を計算しています。

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ユーロ/ルーブルの売り・ルーブル/円の売り・ユーロ/円の買いの３すくみで運用しています。それぞれ10,000通貨、800,000通貨、10,000通貨で1セットとしています。バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。

ポジションを増やす計画で、ユーロ/ルーブルが上昇したのに合わせて売り上がって80,000通貨保有としています。現在はユーロ/ルーブルだけ多くなってしまい、ちょっと偏っています。

ユーロ/円は20,000通貨を保有中です（2セット分）。ルーブルが上昇してきたので、ルーブル/円の売りを800,000通貨追加して、2,400,000通貨（3セット分）としています。さらに有利になったら釣り合うようにユーロ/円の買いとルーブル/円の売りを増やして、為替でも利益を得ていく計画です。

先週はルーブル/円のスワップが0円の日が4日あって、かなり1日平均の額が減少してしまいました。稼ぎ頭のユーロ/ルーブルもいまいちで、前の週まで30％超えが続いていた年率換算の収益率が20％あまりに低下しています。それでも、運用開始からの累積スワップ額が20万円に達しました。

為替はルーブル上昇でプラ転が近づいていますが、これまではユーロ/ルーブルがレンジを抜けることができず、もうちょっとのところで跳ね返されています。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)