週後半に失速　ロシアルーブルのスワップ成績（3月14日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

3月に入り、ユーロ/ルーブルはなかなか割れなかったネックラインの88.1をクリアして、16日には86.50まで大きく下落しユーロ安・ルーブル高が進みましたが、先週後半には反転上昇して戻してしまいました。急速な損失縮小を期待しましたが、まったくはずれています。

19日には政策金利を0.25%引き上げ4.5%としたものの、残念ながらルーブル高には繋がっていません。また、バイデン米大統領がプーチン露大統領を殺人者呼ばわりするなど不穏な空気も流れていますが、最近の原油高の傾向はルーブル高の追い風になっていると思います。特に原油の値段が上昇することだけでなく、需要の増加の影響も大きいようなので、今後もルーブル高継続を見込んでいます。

チャートもラウンドトップとなっているのではないかと思うので、長期的に6月3日のコロナ後安値の76.49を目標にしています。

先週末の時点でのルーブルの運用全体の損益は、前の週と比較して-21,855円の合計-565,138円となりました。かなり堅調だったルーブルも一休みのようです。

ルーブル運用全体の週間のスワップ額は、ポジション追加で増加して、前週比で+2,706円の合計14,713円で、年換算の収益率は45.8％でした。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * 印のついた通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

ロシアルーブルが上昇気味になっているのでユーロ/ロシアルーブルの売りを10,000通貨追加して50,000通貨保有としています。コロナショック後のロスカットの確定損が重くのしかかり、損益はマイナス圏が続いています。

2月末から好調でもう少しルーブルが伸びると思ったのですが、ポジションを取った途端にルーブル安となって評価損が増えてしまいました。行ったり来たりしながら、またルーブル高となると見ています。

週間のスワップ額はポジション増で前週比で増えています。1日平均も微増し、増加傾向が続いていて堅調です。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

外為どっとコム：ノルウェークローネ/ロシアルーブル

ノルウェークローネ/ロシアルーブルで運用するために、ノルウェークローネ/円を売りロシアルーブル/円を買っています。産油国同士なので、相関して変動が小さくなるのを期待していましたが、うまくいかずに損失が膨らんでいます。

現在はルーブル/円の買いを100,000通貨、ノルウェークローネ/円の売りを14,000通貨で1セットとして、2セット保有しています。

ノルウェークローネ/円の売りのスワップがマイナスとなってから著しく収益が低下しています。また、ルーブル高にもかかわらず合計の損益はマイナスとなっていて、撤退を計画中です。

• 1セットは売14,000通貨、買100,000通貨とし、35,000円の証拠金で1日平均のスワップと年率換算の収益率を計算しています。

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ユーロ/ルーブルの売り・ルーブル/円の売り・ユーロ/円の買いの３すくみを目指して運用しています。それぞれ10,000通貨、800,000通貨、10,000通貨で1セットとする計画です。バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。

8〜10セットくらい持ちたいので、上昇したのに合わせて売り上がってユーロ/ルーブルを80,000通貨（８セット分）保有しています。

ルーブル/円の売りはルーブルが上昇したタイミングで1セット分800,000通貨を追加して、合計4,000,000通貨（5セット分）となりました。ユーロ/円の買いは10,000通貨（１セット分）の保有としています。まだ未完成で時間がかかっていますが、ポジションを増やしたことで、だいぶ値動きが安定してきました。

3月に入ってから、合計の損益が昨年の7月以来のプラスとなりましたが、次第にプラス幅を伸ばしています。ポジション増で週間のスワップの合計は1万円超えとなり、1セットの1日あたりの額も200円台に乗りました。年率換算の収益率は30％超えをキープしています。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)