チェコ中銀は政策金利据え置き　　ポーランドズロチのスワップ成績（12月8日週）

チェココルナ

2024.12.20

みなさんこんにちは。高金利通貨の長期保有でスワップ狙いの運用をしています。中欧通貨のポーランドズロチとチェココルナは対ユーロでとくに変動が小さく、新興国の高金利通貨と比較してかなり安定しています。

ポーランドは利下げをいったん停止し、一方でユーロ圏利下げとなって、スワポも増加に転じています。

12月19日発表のポーランドの11月の企業部門の賃金上昇率は、前年比で予想9.9%のところ10.5%となり、前回の10.2%を上回りました。また、11月の雇用者数の伸びは、前年比で予想-0.6%のところ-0.5%と上回り、前回と変わらずでした。

同日発表の11月の生産者物価指数（PPI）は、前年比で予想-3.9%のところ-3.7%となり、前回の-5.1%からマイナス幅が縮まりました。マイナスではありますが、今年1月の-10.5%から上昇傾向が続いています。

12月8日週のユーロ/ズロチは4.269で始まり週初に4.255まで下落しますが、4.283の高値をつけたのち4.264でクローズとなり、ほぼ週初と変わらずでした。15日週は一時4.248までユーロ安ズロチ高が進んでいます。

ユーロ/ズロチは長期レンジ内での推移が継続中ですが、下限となっている4.25近辺で横ばいとなっていて、今年の安値の4.247を試す動きとなっています。12月金利据え置きの際に、グラピンスキ中銀総裁が来年10月まで利下げ議論を延期する可能性に言及したことも追い風です。

Axioryでユーロ/ズロチの売りを100,000通貨保有としていましたが、上昇したので20,000通貨追加して120,000通貨としています。変動を抑えるため、いくらか逆相関の傾向があるユーロ/米ドルの売りポジ80,000通貨と組み合わせています。

12月8日週の合計のスワポ額は7,168円と少し回復しました。また、利益の合計は前週比+124,860円でした。

前の週に続いてユーロ/ズロチもユーロ/ドルも含み益が増加し、+100万円を超えました。ユーロ安で順調に利益が伸びています。

合計利益も年初は+105万程度だったので、だいたい倍になりました。このまま無事に年末を迎えたいです。

週間スワップ推移

年率は実際にこの運用で入れている額をもとにした証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷10000 通貨あたりの証拠金：左)とレバレッジをかけていない場合の保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷ユーロ円終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

　↓前週のポーランドズロチの成績↓

チェコ国立銀行は12月19日に政策金利を4.0%に据え置くことを決定しています。8回連続で利下げでしたが、インフレ懸念で中断となった模様です。

AXIORYでユーロ/チェココルナの売り170,000通貨保有していましたが、スワポがマイナスとなったので決済しました。スワポがプラスのiFOREXに引越して50,000通貨ポジり、その後少しずつ追加し売りで130,000通貨保有としています。

12月8日週のスワポの合計額は6,864円と増加しました。

損益の合計は前週比で+71,613円となりました。

含み損が減少して、めでたくプラ転となっています。

週間スワップ推移

年率は実際にこの運用で入れている額をもとにした証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷10000 通貨あたりの証拠金：左)とレバレッジをかけていない場合の保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷ユーロ円終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)