FOMC後急落　メキシコペソのスワップ成績（6月13日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコペソ/円は、5.50あたりを挟んで揉み合いとなっていて、週初には高値の5.53をつけましたが、16日の米連邦公開市場委員会（FOMC）後に急落して、18日には5.31まで下げています。

米のゼロ金利解除の時期が2023年中に早まるとの見通しとなり、利上げ期待が高まったとされています。これに対するメキシコの金利がどうなるかが重要で、25日に開催されるメキシコ中銀の金融政策決定会合にも注目です。

相場は大きく動いたのですが、売りにポジションを傾けていたのでダメージはありませんでした。逆に長く持っていた売りポジションがプラ転して、少しポジション整理ができそうです。

大きく下落しましたが、まだレンジ内に収まって上昇基調が続く可能性が高いと考えています。下値支持線にあたるのが5.28くらいなので、もう少し待ってさらに買いを入れようと思いますが、ビビりなので割れる場合も考慮して少しずついきます。

米ドルが強く米ドル/メキシコペソも上昇して、19.86から一時は20.74までドル高ペソ安が進みました。先々週のブログで危惧したように、前回の安値を抜けずに反転してダブルボトムに向かっている可能性もあります。ポジションはキープするつもりですが、要注意です。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比+421円の-6,096円でした。スワップはマイナスが続いていますが、ペソ安が進んで来週は売りポジションの整理が出来そうです。

対ドルでペソは大幅安となり-40万くらいとなりましたが、ペソ/円とランド/円の売りでちょうど同じくらいプラスとなって、ちょうど相殺されました。評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は、前週比+8,499円の+1,565,248円となりました。

各通貨の比較

6月13日週は荒れ気味の展開で、下落の大きかった南アフリカランド/円（ZARJPY）は7.67まで3.9％下げています。メキシコペソ/円は3.4％、トルコリラ/円（TRY/JPY）も3.6％と大幅な下落となっています。

人民元/円（CHNJPY）も下落しましたが、下落幅は小さくなっています。

これまで強かったユーロが急落したため対ユーロで保有しているインドルピー（EURINR*）やロシアルーブル（EURRUB*）は好調でした。

今週は主要通貨高・マイナー通貨安というわけではなく、ドル高・円高・ユーロ安となりました。今回のような場合には、対円だけでなくユーロや米ドルとの組み合わせの通貨ペアを持っていればリスクを減らせると思います。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

週間ではドル高ペソ安が進んで評価益が40万円ほど減少しました。かなりの下げであともう一歩だった+200万がかなり遠ざかってしまいました。

週間の合計スワップ額も減少しました。年率換算の収益率は60％を割っています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い（ように見えた）南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨とランド/円の売りと買い300,000通貨を1セットとしています。

ペソ/円もランド/円も売り買いのスワップの差額が小さくなってサヤを取れる組み合わせがなくなってしまいました。仕方ないので、為替差益を狙うことにしました。現時点ではほとんどスワップ運用ではなくなってしまってますが、買いポジを利確して売りポジを増やしていたので、前週比で40万プラスとなっています。

みんなのFXのペソ/円の売りポジは決済して、買いを入れました。LIGHT FXではランド円の買いを建てましたが、ちょっと早まったかも知れません。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)