政策金利6.50%へ引き上げ　　メキシコペソのスワップ成績（3月20日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコ銀行は3月24日の金融政策決定会合で政策金利を6.0％から6.5%に引き上げました。インフレ率の高止まりへの対応で、中銀による利上げはこれで7会合連続となりました。金利引き上げ後にメキシコペソは大きく上昇しました。

3月20日週のメキシコペソ/円の寄り付きは5.842でしたが、上昇傾向が継続して23日には6.0を超えました。政策金利引き上げ後も上昇が続き、6.123の週の高値をつけています。3月に入ってからは爆上げでコロナ前の2020年2月の高値の6.012（黒点線）も回復です。

ドル/円が122円台まで急騰するほどドルが強いのですが、ペソはさらに強く米ドル/メキシコペソでもペソ高となっています。

3月20日週のドル/ペソは始値の20.38からドル安ペソ高（下に行くほどペソ高）となって、25日には一時20.0も割り込んで週の安値となる19.91まで下落しています。2021年の1月のドル/ペソの安値（＝ペソの高値）の19.54にも近づいています。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比-436円の11,955円でした。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の損益は、前週比+469,152円の+3,569,937円となりました。前の週も50万円のプラスだったので、2週続けて大幅に利益が伸びています。

ペソ/円、ランド/円は状況を見て両建てにして、含み益を固定しつつスワップを得ていきたいと思います。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソの売りを80,000通貨保有しています。

週間のスワップ額は前週比で300円以上増加の8,296円で、1日あたり148円、年率換算の収益率は4.4%となりました。

合計の損益は前週比で19万円あまりのプラスで、1,984,756円となりました。含み益は200万円を超えています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップポイントの額です。
• 年率換算はレバをかけた実際の運用の収益率となる証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)とレバをかけなかった場合の収益率である保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)の両方を示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い（ように見えた）南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、為替変動の影響を抑えてスワップを稼ごうと仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。実際は収益率の低さに耐えられず売買を繰り返し、利益の大部分は為替差益となっているので、ほとんど裁量取引です。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨ずつとランド/円の売りと買い300,000通貨ずつを1セットとし運用しています。収益が上がらないので同時に200,000通貨ずつ異業者スワップ両建てでも運用していました。

売りポジをいくつか決済して現在は買いにポジションが偏っていて、だいぶ為替差益が出て利益は伸びています。再び少しずつ売りを建てて両建てにして差益を維持する予定です。

いいタイミングでセントラル短資のランド/円の売りのスワップが10万通貨あたり-60円に引き下げとなっています。また、レバレッジは10倍となりますが、オアンダではペソ/円の売りのスワップが10万通貨あたり-42円となっています。どうにか差し引きプラスでサヤ取りできるかと思います。

週間のスワップの付与額は3,659円となりました。年率換算の収益率は38.1%でした。

合計の損益は前週比27万ほどのプラスとなりました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

*みんなのFXのキャンペーンのスワップ上乗せ分のキャッシュバックの7,177円（第８回分）7,950円（第９回分）6,061円（第10回分）を含みます。