米CPI下振れで高金利通貨高　ブラジルレアルのスワップ成績（11月5日週）

みなさんこんにちは。高金利通貨を長期保有することでスワップポイント狙いの運用をしています。

ブラジルの政策金利は12.25%と高金利ですが、現在中銀は緩和に転換していて今後利下げ継続が見込まれています。

11月10日発表のブラジルの10月の消費者物価指数は前年比で予想4.87%のところ4.82%となり、前回の5.19%から鈍化となっていますが、前月比では0.24%とプラスとなっています。

14日発表の米CPIは前年比で予想3.3%のところ3.2%と下ぶれとなり、前回の3.7%からも大きく減速しています。発表後はドル安高金利通貨高が進んで、メキシコペソ、ハンガリーフォリント、南アフリカランド、ブラジルレアルは揃って上昇しています。

11月5日週のレアル/円は始値の30.475が週の安値となり、30.984の高値をつけて、30.900でクローズとなりました。12日週も値を伸ばし31.171まで上昇して年初来高値更新となっています。

レアル/円はブラジルの金融政策が緩和に転換したことで下落していましたが、10月に入って上昇に転じています。11月に入ると9月20日の高値の30.501も超え、米CPI鈍化で31.0円も上抜けて上昇となっています。

ブラジルレアル/円を買いで120,000通貨保有していましたが、中銀が緩和に転換したため20,000通貨決済して、100,000通貨保有としています。

11月5日週のレアル/円のスワップポイントは6,890円で、1日あたりでは98円となりました。ブラジルの利下げ後にでスワポが増えるという奇妙なことになっていますが、年率換算で11.8%なので、これまで低かったものが政策金利に近づいた感じですね。

合計の利益は前週比で+39,890円と増加となり、レアル高で評価益が+100万円を超えました。

スワポ増とレアル高で順調に運用資産が増加しています。

週間スワップ推移

年率は証拠金額をもとに計算したもの（1日のスワップ×365日÷証拠金額：左）とレバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう、保有金額をもとにしたもの（1日のスワップ×365日÷終値÷10,000：右）を示しています。

週間運用成績(円)