政策金利を10.0%に引き上げ　　メキシコペソのスワップ成績（11月6日週）

みなさんこんにちは。複数の通貨で分散しつつハイレバ運用でスワポを年100%くらい稼げないか検証しています。

現在は10通貨（米ドル・英ポンド・メキシコペソ・南アフリカランド・トルコリラ・ブラジルレアル・インドルピー・ポーランドズロチ・チェココルナ・ハンガリーフォリント）で運用し、11月6日週のスワポ収益の合計は108,571円で、前の週から-38,884円と大きく減少しています。

ユーロ圏や米国の利上げで金利差が縮まってきたようで、全般的にスワポの目減りが見られました。また、多く保有していたポーランドズロチが上昇したので、利確して保有比率を下げました。一方で英ポンド、チェココルナ、ハンガリーフォリントのポジションを追加しています。

米CPIが減速となったために米ドル/円が暴落して、対円で保有しているブラジルレアル/円とトルコリラ/円や米ドルに連動するインドルピーが大幅にマイナスとなりました。そのほかの通貨は対ユーロで保有しているものが多く、影響は軽微でした。

11月9日発表の10月消費者物価指数（CPI）は前年比で予想8.50%のところ+8.41％となり、前月の+8.70％から鈍化しています。また、メキシコ中銀は10日の金融政策決定会合で0.75%の利上げを決定し、政策金利は10.0%となっています。

11月6日週のメキシコペソ/円は7.496で始まり、7.545まで上昇して10月21日につけた年初来高値7.579に迫りました。その後は7.50付近で高止まりとなりましたが、10日の政策金利引き上げでも上値は伸びず、米CPIの発表後は米ドルの下落に合わせて大幅に下げて7.099をつけました。

このところ堅調でしたが、ダブルトップを形成してかなり大きめの下落となっています。

11月6日週の米ドル/メキシコペソは19.562で始まり、週半ばに19.628の週の高値をつけた後は米ドル安ペソ高となって年初来安値（＝ペソの高値）となる19.264まで下落しました。

2020年の末から20.0（赤点線）近辺で推移する時間が長くなっていましたが、10月半ばから下落トレンドでペソ高傾向となっています。5月30日につけたコロナ後の安値の19.412も割り込んで最安値更新となっています。ペソ/円は暴落となりましたが、対ドルのペソは堅調です。

米ドル/メキシコペソの売りを80,000通貨保有しています。

週間のスワップポイントは前週比で減少して9,120円となりました。1日あたりは162円で年率4.3%でした。ドル/円が下げているのでその分減った感じです。

合計の損益は前週比で-128,790円となりました。週間ではペソ高だったはずですが、スプレッドのせいか評価益は先週より減っています。

週間スワップ推移

1日平均は10,000通貨あたりのスワップポイントの額です。
年率換算はレバをかけた実際の運用の収益率となる証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)とレバをかけなかった場合の収益率である保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)の両方を示しています。

週間運用成績(円)