ルーブル暴落で史上最安値　　ロシアルーブルのスワップ成績（2月20日週）

ロシアルーブルの推移と成績　

ユーロ/ロシアルーブルはロシアの2月24日のウクライナ侵攻で、2014年のルーブル暴落時の1ユーロ＝99.56ルーブルを更新する1ユーロ＝100.66ルーブルの史上最高値（＝ルーブルの最安値）をつけました。

2月20日週のユーロ/ルーブルは始値の87.59からユーロ安ルーブル高となって86.59の週の安値をつけ、その後はユーロ高ルーブル安となって90.0を挟んだ動きとなりますが、24日にルーブルが暴落し一時100.66まで上昇しました。その後はいくらか戻して94.32でクローズとなっています。

コロナショック時の高値くらいはあると思っていましたが、それを上回るかなりきついユーロ高ルーブル安となりました。為替ではスプレッドも不安定に広がり、ボラティリティも大きくなっていてかなり危険な感じです。峠は超えたと思いたいですが、今後のロシアに対する制裁によってはFX業者の証拠金引き上げや、取引停止でポジション決済をしなければならなくなる可能性も高くなっています。

＊追記：26日にEUと主要加盟国、アメリカ、カナダがロシアの複数の銀行を国際決済システムSWIFTから切り離すことで合意したと報道されました。週明けに相場が落ち着くのを期待していましたが、退場の可能性が高くなりました。できるだけ損失を限定しながら撤退を考えたいと思います。

2月20日週のルーブル運用の合計の損益は、前週比-454,879円の+753,966円でした。先週の30万プラスもぶっ飛びました。

週間のスワップ額は前週比で-28,247円の合計26,323円となりました。付与日数限とルーブル/円のマイナススワップで大幅減少です。

難局が続きますが、もうすこし粘りたいと思います。

AXIORY：ユーロ/ロシアルーブル

ユーロ/ルーブルの売りを40,000通貨保有しています。

ルーブル暴落でとなったので、AXIORYのプラスとなっている他の口座から資金を移動して証拠金を追加しています。

スワップは増額となり1日あたりでは300円を超えました。

為替は前週比で30万以上マイナスとなって、損失が大幅に拡大しています。

スワポは増えて、どうにかルーブルも戻し気味なので、もう少し我慢して保持する予定です。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)

IG証券：ロシアルーブル３すくみ

ルーブル/円の売り・ユーロ/ルーブルの売り・ユーロ/円の買いの３すくみで運用しています。それぞれの価値がだいたい同じになるように800,000通貨、10,000通貨、10,000通貨で1セットとしています。

現在13セット分を保有中ですが、ルーブル/円の売りだけ12セット分となっています。ルーブルがらみの新規ポジションの必要証拠金が引き上げられ（＊新規でポジションを取ろうとしている方はご注意ください＊）ています。

ルーブル/円のスワポは、週間ではプラスを保ったもののロシアの侵攻後の3日分はマイナスとなってしまいました。３通貨ペア通算の1日あたりでは前の週の半分ほどの235円で、年率は43.0%となりました。付与日数が少なかったことも加わって、週間の合計額は前週の半分以下の17,791円となりました。

為替ではルーブルがらみのスプレッドが広がっていて、合計の損益は前週比で-13万ほどとなっています。ルーブル/円のポジが少ないのもマイナスに働きました。

スワップが減少していて、このままだと週間でマイナスとなるかもしれません。来週様子を見て戻らないようなら決済も検討します。

週間スワップ成績

週間運用成績(円)

バランスよく保有しておけば、ほぼ為替変動の影響を受けずにスワップを稼げますが、スプレッドが広いので最初に大きくマイナスとなります（時価：うまくいって1セットあたり9,500円くらいで、スワポで取り返すのにだいたいひと月かかります）。また、ルーブルの取引時間が短いのにも注意が必要です。