反転して高値に接近　メキシコペソのスワップ成績（5月23日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコペソ/円は、政策金利の据え置き決定後に5.53をつけてからジリ安でしたが、5月23日週は5.44まで下げたものの反転上昇して5.51まで達しています。

このところ最強の南アフリカランドと比較すると見劣りするものの、メキシコペソもかなり強く高止まりしているので、先週計画した「5.4割れ買い・5.5超え売り作戦」を実行するか迷っています。４月、5月のレンジから見ると行けそうですが、すでにちょっと売りポジ過多となっています。

米ドル/メキシコペソは20.0を挟んだ動きが続いていて、1月21日につけたコロナ後安値の19.55を割ることなく横ばいとなっています。ペソ高ですが、ドルも強いので綱引きとなっている感じです。

昨年11月くらいから下への伸びがないのそろそろ一段下のレンジに移って欲しいです。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比+176円の-5,582円でした。両建てでしくじって、スワップはマイナスが続いています。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は、前週比-168,618円の+1,562,906円まで減少してしまいました。

各通貨の比較

5月23日週の高金利通貨は、全般堅調でした。特に南アフリカランド/円（ZARJPY）は政策金利据え置き後の勢いを保っています。人民元/円（CHNJPY）も大きく値を伸ばしています。

対ユーロのロシアルーブル（EURRUB*）とインドルピー（EURINR*）も4月の下落から順調に回復しています。

メキシコペソ/円（MXNJPY）は高値をつけた後伸び悩み、トルコリラ/円（TRY/JPY）もさえません。

６通貨分散のスワップ運用も高金利通貨高とスワップの積み上げでだいぶ余裕が出てきました。また、下の方の通貨ペアも変動が小さくなってきて安定感もましてきています。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。対ドルでペソはわずかに上昇して、評価益が増加していますが、動きは小さく横ばいが続いています。長期間にわたって動きが小さければ、為替変動の影響を減らせて、スワップ運用には好都合です。

週間の合計スワップ額はかなり増えています。年率換算の収益率は60％台にのせました。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨とランド/円の売りと買い300,000通貨を1セットとしています。

ペソ/円もランド/円も売り買いのスワップの差額が小さくなって、ちょっと運用難となっています。また、両通貨が上昇したところで売りポジションに傾けたので、為替と売りスワップの両方で負担が大きくなっています。前週比で20万ほどマイナスとなり、結果的に運用崩壊です。来週はどうにか立て直しを図りたいです。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)