ギリギリで粘る　メキシコペソのスワップ成績（2月28日週）

メキシコペソの推移と成績

メキシコペソ/円は5.3あたりの抵抗で12月、1月、2月と3度跳ね返されて、2月後半には5.05まで下落しました。その後は戻りそうになると押し戻されるのを繰り返して、2月28日週は5.08でクローズとなっています。

ドル高となっている影響で対ドルのペソのパフォーマンスはひどく悪いですが、対円ではギリギリのところで踏みとどまっています。金曜は深夜にダウが戻してリスクオフがやわらいだものの、ペソは不調で安値のままで週を終えているので、来週以降の回復に期待です。

米ドル/メキシコペソは、1月半ばに安値をつけて反転上昇しています。(上に行くほどペソ安) ドル高が進んでいることもあって、対ドルのペソは大きく調整しています。

週間では20.85で始まって21.31で終わり、約0.46（2.19％）のドル高・ペソ安となっています。これは昨年の11月以来の高値です。年初はいい感じで1ドル＝20ペソ割れで推移していたのですが、21ペソまで上昇しています。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比+3,358円の8,536円でした。下がったところで両建てにしていた売りポジションを決済して、買いポジションを増やしたため大きく増加しました。年換算の収益率も大きく上昇して52.2％となりました。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は前週比-197,537円の+822,956円と3週続けて大幅減少となって+100万円を割っています。

各通貨の比較

3月の最初の週の高金利通貨はまちまちの動きとなりました。南アフリカランド/円（ZAR/JPY）やトルコリラ/円（TRY/JPY）はわずかに上昇していますが、前週の大幅安だったため週初に安く始まっただけで、いったんは戻したように見えましたが、週中頃から再び下向きになっています。メキシコペソ/円（MXN/JPY）は小幅安で、こちらも週後半は不調でした。

一方で、対ユーロのインドルピー（EURINR*）とロシアルーブル（EURRUB*）や、人民元/円（CNH/JPY）は堅調で大きく上昇しました。市場の雰囲気はリスクオフでしたが、ウラ高金利通貨３兄弟が頑張りました。特にルーブルは原油高がやっと追い風となってきた感じです。

今週は高金利６通貨分散投資がうまく効いていましたが、ポーランドズロチ（EURPLN*）とチェココルナ（EURCZK*）の下落が足を引っ張りました。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

2月後半から対ドルのメキシコペソは大不調です。3週で60万円あまり含み益を減らしていて、この辺で止まってもらわないとかなりきついです。

スワップは少しずつ増加傾向で、平均的な額となっています。年率も50％を超えて回復してきました。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

セントラル短資の口座で、メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てて、両建てにして為替変動の影響を抑制してスワップを稼いでいく計画です。

同時に、FXプライムとみんなのFXで逆にペソ/円の売りとランド/円の買いを入れて両建てにし、スワップのサヤ取りをします。これで証拠金がかさんで収益率があがらなくなる異業者間同通貨両建ての欠点を補って、スワップを取りに行きます。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソを400,000通貨、ランドを300,000通貨を1セットとして運用する予定です。前の週までに売りを決済していましたが、買いのポジションも建てました。買いポジションばかり多くなっていますが、スワップ額は増えています。

なかなか時間がかかってしまっていますが、ペソ/円・ランド/円が上昇すれば売りポジションを建てて両建てにして、まずは2セット完成させるつもりです。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)