高値揉み合い　メキシコペソのスワップ成績（5月30日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコペソ/円は、5月13日の政策金利の据え置き決定後に5.53をつけましたが、その後は5.50あたりを挟んで揉み合いとなっていて、高値を超えられずにいます。5月30日週も一時は5.52まで上昇したものの、結局5.48まで下落して終えています。

4月はじめからかなり変動が小さくなっています。買いポジションを保持してスワップを稼ぎながらじっとしているのが最善だったのですが、思い切り売ってしくじっています。

米ドル/メキシコペソも膠着していて、20.0を挟んだ動きが続いています。5月30日週もどうにか20.0を下回って19.95で終わっていますが、もしかするとダブルボトムの可能性もありそうです。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比-916円の-6,498円でした。売りポジションを増やしたため、スワップはマイナスが続いています。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は、前週比-208,136円の+1,354,770円と２週続けて大きく減少してしまいました。

各通貨の比較

5月30日週も南アフリカランド/円（ZARJPY）は絶好調でチャートものけぞっています。対ユーロのロシアルーブル（EURRUB*）でもルーブル高となっています。

インドルピー（EURINR*）、人民元/円（CHNJPY）、メキシコペソ/円（MXNJPY）は横ばいでした。

トルコリラ/円（TRY/JPY）はさえない動きを続けています。

ランドが上昇したため、連動して低変動となると思っていたペソ/ランドが下落して、ルーブル以下となってしまいました。どの通貨ペアもなかなか長期にわたって相関を保つことはないようです。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

対ドルでペソは下落しました。好調なランドと比較するとかなり物足りないですが、長期保有のつもりなので、低変動なのもいいでしょう。スワップ運用はあまり上下が激しくてもやりにくくなります。

週間の合計スワップ額は増加傾向です。年率換算の収益率は62％ほどになっています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨とランド/円の売りと買い300,000通貨を1セットとしています。

ペソ/円もランド/円も売り買いのスワップの差額が小さくなって、ちょっと運用難となっています。また、両通貨が上昇したところで買いポジションを決済して、売りポジションを建てました。1日あたりで1,600円あまりと売りスワップの負担が大きくなっていてかなりキツいです。

ランドの爆上げで為替差損も絶賛増加中です。ペソはわずかに下げたので、わずかにプラスになりましたが、ランドのマイナス分を埋められませんでした。前の週に-20万、先週-19万でかなりの損失が出ていますが、もう少し耐えたいと思います。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)