ペソ高値挑戦も膠着　メキシコペソのスワップ成績（1月10日週）

1月10日週の米ドル/メキシコペソは19.79で終わっています。前の週の終わりは19.99だったので、わずかにドル安・ペソ高となっていますが、12月から20.00を挟んで行ったり来たりになっています。その中で、上値は限定的となっていて、1月６日にはコロナ後のドル/ペソの最安値の19.60もつけているので、もう少し下に行かないかと思っています。

もう一段下がると、ほとんどコロナ前の水準に戻ります。平常の状態となって、低変動でスワップ運用をしやすくなる可能性が高くなるよう期待しています。

メキシコペソ/円もわずかにペソ高で、5.19で始まって、5.24で週を終えています。こちらも12月のコロナ後の高値を目前に揉み合っています。下値も切り上がって、だいぶ煮詰まっている感じがするので、そろそろ大きく動くかもしれません。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、前週比-1,056円の3,728円となりました。ちょっとブレが大きいです。55.3％だった年換算の収益率は43.1％まで下落しました。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は前週比+94,373円の+1,332,423円でした。

各通貨の比較

1月10日週の高金利通貨は、トルコリラを除いて総じて好調でした。なんとなくですが、リスクオンで株式市場が盛り上がっても、あまり高金利通貨が動かないのですが、その後にリスクオフ気味になると通貨が動く印象があります。また、原油価格が上昇しているのはペソ、ルーブルあたりには追い風と思うので、こちらもちょっと注目しています。

先週は低迷していたインドルピー、ロシアルーブルもめずらしく同時に上昇したので、大幅に含み損が減少しました。上昇したメキシコペソと南アフリカランドを決済して、どん底だったルピー、ルーブルを買った作戦が結実するかもしれません。

年末に急落した南アフリカランド/円もどうにか戻しています。週末にかけて伸び悩んだので、ちょっと不安定ですが、今のところ先週下がったところで買い増ししたのもうまくいっています。スワップ額が増加傾向で、売りスワップとの差も開いていて、スワップさや取りの機会をうかがって様子を見ています。

年末にポーランドズロチが下落し、チェココルナとの差が広がったままです。両通貨ともスワップがマイナスの日が多く、スワップ運用の足を引っ張っています。

米ドル/香港ドル、ユーロ/ルーブル/円の3すくみ、人民元/円は変動が小さく、52週の変動率も1%以下なので、収益が上がれば比重をあげたいところですが、なかなかそう都合よくはいきません。

• 保有中の通貨と注目の通貨の年初からの値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

セントラル短資：メキシコペソ/円

メキシコペソ/円は、セントラル短資のみの運用としています。セントラル短資では100,000通貨運用しています。1日70円が長いこと続いていましたが、週途中で60円の日があり、減額となっています。そのため、収益率も低下しています。

ちょっとポジションを増やしたいと考えていますが、たいして押しもなくいい機会がありません。

セントラル短資　週間スワップ推移

• 年率を証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷100,000：右)で示しています。

セントラル短資　週間運用成績(円)

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨保有しています。含み益も出ているので、レバレッジを高めてかなりリスクをとってスワップを取りに行っています。

スワップは年末年始に上下して、少し不安定です。今週も4,000円を切ってしまいました。年換算の収益率で3％は欲しいところです。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)