11月PPIは前年比7.59%に上昇　　ブラジルレアルのスワップ成績（12月29日週）

みなさんこんにちは。高金利通貨を長期保有することでスワップポイント狙いの運用をしています。ブラジルは利下げサイクルを終了し、9月から政策金利を引き上げて12.25%としています。インフレ警戒で14.25%まで引き上げ予想となっていて、スワポ運用には追い風と思われますが、為替は乱高下しています。

ブラジル中央銀行は1月6日発表の経済動向予想調査「フォーカス」で、2025年末時点の政策金利の市場見通しを14.75％から引き上げて15.00％としています。

また、7日発表の11月の生産者物価指数（PPI）は、前年比で7.59%となり、前回の5.92%から上昇しています。一方で、8日発表の11月の鉱工業生産は、前年比で予想1.8%のところ1.7%となり、前回の5.9%を大きく下回りました。インフレ再燃と経済減速だとあまりいい状況ではないですね。

12月29日週のレアル/円は、25.464で始まり年明け24.667の安値をつけたのち、25.646まで上昇後25.455でクローズとなり、週初とほぼかわらずでした。1月5日週は26.119まで上昇し、一瞬26円台を回復しています。

8月の安値の24.5近辺で支えられて反発気味ですが、上値抵抗線で止められています。上抜けでトレ転に期待です。

ブラジルレアル/円を2021年8月から運用しています。元本20万円で開始し、最大で買いを120,000通貨保有していましたが、中銀が緩和に転換した時点で20,000通貨決済して、現在は100,000通貨保有としています。

12月29日週のレアル/円のスワップポイントは5,080円と前週から減少しました。

合計の利益は前週比-3,320円でほぼ変わらずでした。

年初は小動きでしたが、レアルは底打ちの雰囲気もあります。利上げサイクルに入り政策金利は引き上げられていますが、スワポに反映されないですね。

週間スワップ推移

年率は証拠金額をもとに計算したもの（1日のスワップ×365日÷証拠金額：左）とレバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう、保有金額をもとにしたもの（1日のスワップ×365日÷終値÷10,000：右）を示しています。

週間運用成績(円)