夏休み中は要警戒　　メキシコペソのスワップ成績（7月9日週）

みなさんこんにちは。8通貨（米ドル・メキシコペソ・トルコリラ・ブラジルレアル・インドルピー・ポーランドズロチ・チェココルナ・ハンガリーフォリント）でスワップポイント運用をしています。ハイレバで高収益を狙いつつ、動きの異なる通貨ペアに分散してリスク抑制を目指しています。

ユーロ/円を全決済したため、9通貨から8通貨での運用となりました。これ以前にも、南アフリカランドと英ポンドをすべて決済しています。

7月の月初から巻き戻し気味の円高となっていましたが、ドル円もいったんは下げ止まった感じです。夏休み明けには再度円安が来るのではないかと思っていますが、各国利下げ見通しが強まり高金利通貨の先行きも怪しめなので、スワポ運用は縮小し今後は現金とリピート運用を増やすつもりです。

7月9日週の合計スワポ額は51,827円で、ドル円とユーロ円のポジをほとんど利確したため、大幅に減少しています。5月末くらいまでは週10万超だったので、かなりの運用規模縮小です。

ただ、あまり利確してしまうと過去の累積スワポが一度に利益となってしまい、今年の実際の利益以上に所得が増え、来年になって税金で苦しみそうです。特に海外FXでのポジも多く累進課税なので、あまり不利にならないよう節税を試みたいですね。

先週報告もれでしたが、7月7日発表の6月のメキシコの消費者物価指数（CPI）は市場予想の前年比5.02%を上回る5.06％の上昇となり、前回の5.84%からは鈍化しています。5ヶ月連続の減速で、2021年3月以来の低い上昇率となっています。利上げによって順調にインフレが低下しているようです。

7月9日週のメキシコペソ/円は8.299で始まり週初に8.343の週の高値をつけたのち、円高で下落基調となって8.144まで下げましたが、週末に向け戻して8.285でクローズとなっています。

いったん下げ止まりの気配ですが、昨年（オレンジ楕円）も7月下げてから一度戻すと見せかけて月末に暴落のパターンだったので、夏休み中はまだまだ要警戒ですね。

7月9日週の米ドル/メキシコペソは17.120で始まり、週初に17.174をつけたのちはドル安ペソ高が進み、17.0を割り込んで16.717まで下落しています。

前週のCPI発表後はペソ高が続き、対ドルでは2015年12月以来のペソ高となっています。円高でペソ/円は軟調でしたが、ペソ自体の強さは継続しているようです。夏の円高アノマリーを考えると、これまで続けてきた対ドルでの運用が功を奏するかも知れません。

米ドル/メキシコペソの売りを80,000通貨保有しています。

週間のスワップポイントは 7,120円と急減して、年率換算も3.3%に低下しています。

合計の損益は前週比で+265,915円となり、大幅に利益が伸びています。

ちょっとスワポ減りすぎて困りるのですが、ペソ高で評価益500万を超えたので忘れることにします。本当に税金で困るのが目に見えていますが、ものすごくいま利確すべきという気がします。

週間スワップ推移

1日平均は10,000通貨あたりのスワップポイントの額です。
年率換算はレバをかけた実際の運用の収益率となる証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)とレバをかけなかった場合の収益率である保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)の両方を示しています。

週間運用成績(円)