90下回る　　ロシアルーブルのスワップ成績（5月2日週）

ユーロ/ロシアルーブルは4月下旬から動意が少なくなっていますが、5月に入っても大きな動きはありませんでした。5月2日週は落ち着いた動きで緩やかにルーブル高となっていて、90を下回って89.71で終了しています。週間で0.70のユーロ安ルーブル高(-0.77%)でした。

ロシア中銀は4月に政策金利を0.5%引き上げて5％としていて、保有通貨の中ではトルコリラに次いで金利が高くなっています。インフレ傾向で追加利上げも示唆されているので今後のスワップ額にも期待が持てます。

また、このところ原油を含む商品が値上がりしています。最近は原油が上昇してもあまりルーブルは連動しないようですが、少なくとも原油高がルーブル安に働くことはないのではないかと思います。

5月第１週の週末の時点でのルーブルの運用全体の損益は、前の週と比較して+167,148円の合計-605,275円となり、大きく損失が減少しています。

ルーブル運用全体の週間のスワップ額は、前週比で-3,941円の合計17,170円となりました。年換算の収益率は51.9％でした。連休で前の週に付与日数が増加した反動で、合計額は減っています。

週間の動向では、高金利通貨はおおむね順調に値を伸ばしていて、インドルピー以外は上昇しています。

ユーロ/ルーブルの売りを60,000通貨保有しています。上下を繰り返しながら少しずつルーブルが上昇していて、評価損が減少してきました。

週間のスワップもマイナスから回復して5,000円台となっているので、このまま少しづつルーブル高が進んでくれればと思います。

週間スワップ推移

1日平均は10,000通貨の1日あたりのスワップ額です。
年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷10000 通貨あたりの証拠金：左)と保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷ユーロ円終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

ユーロ/ルーブルの売り・ルーブル/円の売り・ユーロ/円の買いの３すくみを目指して運用しています。それぞれ10,000通貨、800,000通貨、10,000通貨で1セットとする計画です。

現在はユーロ/ルーブルの売りを90,000通貨（9セット分）、ルーブル/円の売りを合計3,200,000通貨（4セット分）ユーロ/円の買いを10,000通貨（１セット分）の保有中です。ユーロ/ルーブルに偏っているのでユーロ/円の買いを増やしたいところなのですが、ユーロが下がりません。

5月に入ってルーブルが上昇しているので、そろそろユーロ/ルーブルの売りを減らして、ルーブル/円売りポジションを建てようかと思います。

ゴールデンウィークで付与日数が少なかったのですが、それにも関わらず２週前と比較しても合計額が増加しています。1セットの1日あたりのスワップ額は減少していますが、平均的な額です。年率換算の収益率は35％で、30％超えを続けています。

為替でルーブルが戻してきたため評価損が減り、合計の損益も伸びています。もう少しルーブル高となれば現在偏っている全体のポジション数のバランスを取りたいと考えています。加えてユーロ/円でユーロ安となれば理想的です。

週間スワップ成績

1日平均のスワップ額は、1セットの1日平均のスワップ額です。付与額を付与日数で割って算出しています。付与日数が7日でない場合は日数を記入してます。1セットの年率は証拠金225,000円で計算しています。

週間運用成績(円)