5.5を挟んだ横ばい続く　メキシコペソのスワップ成績（8月1日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコペソ/円は7月2日にコロナ後の最高値の5.62をつけましたが、その後は5.50近辺を行ったり来たりするレンジ相場が続いていて、8月に入っても動きがあまりありません。

8月1日週も5.51で始まって5.50で終わる変動の少ない１週間となりました。ほぼ予想通りとなっているのですが、ペソ/円は両建てにしてしまったのでスワップ額が少なくなっていて、まったく面白味がありません。

来週8月12日（木）にはメキシコ中銀の政策金利の発表があるので注目です。

米ドル/メキシコペソも小動きですが、昨日発表の7月米雇用統計が好結果となってドル高となり、ドル/ペソも上昇しています。前の週はギリギリ20.0を切る19.86で週を終え、8月1日週も20.0を下回る動きが続いていましたが、米指標の発表後に上昇してクローズは20.03となりました。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比-3,037円の+4,609円でした。やはり両建てだといまいち収益が上がりません。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の損益は、前週比-84,432円の+2,090,160円でした。

スワップも評価益も減りちょっとさえない週となりましたが、夏枯れを警戒しつつこのままスワップを積み上げます。

各通貨の比較

8月1日週の高金利通貨はまちまちとなりましたが、米雇用統計でドル高となった影響で週末に向けて下げたものが多かった感じです。通貨バスケット制の人民元（CNH/JPY）は異なる動きをして上昇しています。

南アフリカランド/円（ZAR/JPY）は週初は好調で、7月の下落分を取り戻す勢いでしたが、伸び悩みました。

トルコリラ/円（TRY/JPY）は上昇に転じたかと思いましたが、まったくのぬか喜びでサゲサゲです。

対ユーロで保有しているロシアルーブル（EUR/RUB）とインドルピー（EUR/INR）は堅調でした。

利上げ継続が予想されているブラジルレアルのポジションを建てました。スワップはちょっと低いですが、為替の上昇を期待しています。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• ユーロとの通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

8月1日週はドル高ペソ安となって、評価益は前週比でマイナスとなってしまいました。小動きが続いて為替に振り回されることがないので、スワップ運用には適度な状況かと思います。

週間の合計スワップ額はかなり減少して4,000円台となりました。付与額増加に転じたかと思いましたが、継続することなく終わっています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い（ように見えた）南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨ずつとランド/円の売りと買い300,000通貨ずつを1セットとして、2セット建てています。

合計のスワップ額はプラスになりましたが、週297円でした。みんなのFXのキャンペーンのスワップ上乗せが10万通貨あたり10~19円程度つくはずです。60万通貨買っているので、1日10円として週420円くらいはキャッシュバックがあると思います。それでも収益率は5％程度です。まあ、為替リスクなしなら5％でも仕方ないですが、もう少し欲しいところです。

週間スワップ推移

評価益はペソ/円で79,600円となり前週比100円で、ほとんど変化なく両建てがうまくいっています。ランド/円は-34,400円で、前週比-13,200円とちょっとマイナスが広がってしまっています。スプレッドや、クローズ時の値の差が出ていると思いますが、取引時間中は戻るはずです。

週間運用成績(円)