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夢の相関通貨でスワップ

香港ドル

昨日はポーランドズロチ/円のスワップの減少について書きましたが、これはズロチに限ったことではなく、クロス円通貨ペアの全般的な傾向のようです。しかしながら、スワップの減少傾向は必ずしも収益の低下を意味せず、やり方によってはうまくスワップを積み上げるチャンスとなるかもしれません。

ユーロ/ズロチの変動リスク

ユーロとズロチの通貨ペアは、相関性が高いことから変動リスクが低く、スワップを稼ぐのに適しているとされてきましたが、このところのユーロ高ズロチ安は、変動リスクが低いとされていても、実際にはリスクなしではなく、かなり為替変動があるということを示しています。私も大きな含み損を抱えています。

ペッグ通貨

そこで、もっと相関性の高い通貨ペアを選べば、よりリスクの低いスワップ狙いの取引ができるはずです。ユーロ/デンマーククローネや米ドル/香港ドルのようなペッグされた通貨ペアでスワップ取引をすることが私の夢です。

スワップ低下のメリット

昨日ズロチの各社のスワップ額を調べていて気づいたのですが、香港ドルの売りスワップが低下してきて、米ドルの買いスワップより少額になってきているところがあります。異通貨の両建てで差し引きのスワップがプラスになるようならば、投資の対象となり得ます。1米ドルは106.3円くらい、1香港ドルは13.5円くらいですので、米ドル/円の買いと香港ドル/円の売りをだいたい1:8くらいの割合で取引するとバランスが取れます。SBI証券では米ドル/円の10,000通貨の買いスワップは65円です。香港ドル/円の100,000通貨の売りスワップは-50円なので計算上80000通貨の売りスワップは-40円で25円の差です。これで夢が叶うかもしれません。(翌日分の香港ドル/円の100,000通貨の売りスワップは-40円にまで低下しています:2019/8/22更新)

ただ、そんなに上手くはいかないもので、SBI証券では、香港ドル/円の取引単位が100,000通貨なので実際には米ドル/円50,000通貨、香港ドル/円の400,000通貨で取引する必要があります。また、香港ドル/円の証拠金が135,950円(レバレッジ10倍)となっていて、いまいち収益率があがりません。 今のところSBI証券と同額のスワップを提供しているSBI FXトレードでは、1通貨単位から取引できるようなので、香港ドル/円を78.500通貨売れば(レバレッジ25倍)米ドル/円買い10,000通貨と均衡し、証拠金も低くできます。(2019/9/20更新)

香港ドルでスワップ投資

そんななか、驚きなのはクリック365の香港ドル/円の売りスワップで、自分の目を疑う+36円です。米ドル/円の10,000通貨の買いスワップは72円です。香港ドル/円の100,000通貨の売りスワップが36円だと、計算上80,000通貨の売りスワップは28.8円となります。これで約100円のスワップが得られる計算です。実際には安定的に売りスワップがプラスになっているわけではないので、今のところ様子見ですが、それでもここ2週間はこの2つの通貨ペアのスワップの差(和?)がプラスになっています。香港の問題などの影響で一時的なものかもしれませんが、注目に値すると思います。

(GMOクリック証券 クリック365スワップポイントカレンダー

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