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ポーランドズロチ・チェココルナ値幅率比較(2019/12/24)

チェココルナ

ほぼ月末でなんだか動きもなくなってきたので、久しぶりにユーロ/ポーランドズロチ(EUR/PLN)とユーロ/チェココルナ(EUR/CZK)とデンマーククローネ/チェココルナ(DKK/CZK)がどのくらい動いたかを比べてみました。

これに加えて、参考のために米ドル/円(USD/JPY)、米ドル/香港ドル(USD/HKD)、トルコリラ/円(TRY/JPY)もあげました。

 1ヶ月3ヶ月6ヶ月1年
 変動率値幅率変動率値幅率変動率値幅率変動率値幅率
EUR/PLN-0.49%1.75%-2.43%3.36%+0.51%3.72%-0.20%3.72%
EUR/CZK+0.01%0.70%-1.41%1.92%-0.28%2.29%-1.46%2.29%
DKK/CZK+0.03%0.73%-1.47%1.99%-0.35%2.42%-1.39%2.42%
USD/HKD-0.51%0.64%-0.69%0.81%-0.29%0.84%-0.61%0.90%
USD/JPY+0.72%1.20%+2.19%3.02%+1.96%5.03%-0.90%7.40%
TRY/JPY-3.25%3.87%-2.06%5.05%-0.33%13.47%-11.76%20.14%

ユーロ/ポーランドズロチ

この1ヶ月間のユーロ/ポーランドズロチは高値と安値の差である値幅率が1.75%でした。1ユーロ120円として1万通貨の1.75%だと約2万1千円の値幅があったということになります。また、ひと月前より0.49%のユーロ安ズロチ高です。1万通貨売っていれば約5,900円の利益です。

また、1年でみても値幅率3.72%で、これは約45,000円程度なので、証拠金にそれ以上の余裕があれば、最もユーロ安ズロチ高のところで売りポジションを作ってしまったとしても、少なくともこの1年はロスカットにならずにスワップを貯められたはずです。1万ユーロの必要証拠金約48,000円と合計して、93,000円程度です。もし、最高値と最安値の中間値の4.32よりユーロ高の時に仕込めば、計算上は45,000円の半分と48,000円の合計70,500円で済んだということです。

ユーロ/円とズロチ/円の両建ての場合にも、同じくらいの為替変動を覚悟しなければなりません。相関していてリスクが小さいといっても、このくらいは動くということです。

ユーロ/チェココルナ

一方で、ユーロ/チェココルナのこの1ヶ月間の値幅率は0.70%でした。1万通貨で約8400円分の動きです。ユーロ/ズロチの半分以下でかなり動きが少ないといえます。変動率も+0.01%とほぼ変化なしです。また、どの期間を取っても値幅率はユーロ/ズロチより小さくなっています。

スワップを貯めるには為替のリスクが小さい方がいいので、ユーロ/ズロチのような為替の変動の少ない通貨の方が向いています。米ドル/円も短期では動きが少ないですが、長くなるにつれて差が出てきます。ユーロ/チェココルナはユーロ/ズロチよりさらに変動が少なく、短期で半分、長期でも3分の2程度の動きしかありません。値幅率が年2.29%で、高値と安値の中間値よりユーロ高の時にポジションを取れれば、1万5千円程度多めに証拠金を入れればいい計算です。ただ、マイナー通貨なので最初にポジションを取るときのスプレッドが広いので、その分を回収するまでに時間がかかります。

デンマーククローネ/チェココルナ

デンマーククローネはユーロにペッグされているので、デンマーククローネ/チェココルナはユーロ/チェココルナとほぼ同じような動きをします。ただ、より高いスワップが付与されるのでさらに有利です。ユーロ/ズロチと比べると少しスワップ額は劣りますが、変動率を考慮すればユーロ/ズロチ以上にスワップ投資に向いているといえます。

米ドル/香港ドル

米ドル/香港ドルもペッグ通貨なので、変動は少ないのですが、スワップの額が安定しません。香港ドルはどうも相性が悪く、どうしても利益をあげられません。

 

この先も同じように動く保証は全くありませんが、チェココルナはスワップもそこそこで他の通貨ペアよりもかなり安定感があると思います。

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