ブラジルは政策金利を11.75%に引き下げ　ブラジルレアルのスワップ成績（12月3日週）

みなさんこんにちは。高金利通貨を長期保有することでスワップポイント狙いの運用をしています。

昨晩のFOMCのハト派転換でドル安円高となり、クロス円の高金利通貨は急落となっていますが、対ドルではほとんどが上昇となっています。やはり対円で持っていると大きく動く印象で、クロス円以外に分散することも重要ですね。

今年の利益をこれ以上分やすことなく税金を翌年に回せるよう、年末まであと2週間無難に行きたかったのですが、持ちませんでした。利下げ期待による米債買い需要や、新NISAでの対米投資の増加で来年前半にもう一度ドル高が来る可能性があるかと考えているので、来年前半までは辛抱するつもりです。

12月12日発表のブラジルの11月CPIは前年比で予想4.6%のところ4.68%と上振れましたが、前回の4.82%からは鈍化しています。前月比では予想0.2%のところ0.28%となり、前回は0.24%から上昇となりました。

また、ブラジル中央銀行は13日に政策金利を12.25%から11.75％に引き下げることを決定しています。次回も今回と同じ幅の追加利下げが示唆されています。

12月3日週のレアル/円は30.045で始まり週初に30.139まで上昇しましたが、週半ばにチャレンジング円高で急落となって29.030の安値をつけ、29.398でクローズとなりました。

10日週も軟調が継続で28.681まで下落し、29.0を下回って推移しています。

11月後半から下落基調が続いていて、10月5日の安値の28.631に近づいています。

ブラジルレアル/円を買いで120,000通貨保有していましたが、中銀が緩和に転換したため20,000通貨決済して、100,000通貨保有としています。

12月3日週のレアル/円のスワップポイントは6,920円と変わらずで、1日あたりでは98円となりました。

合計の利益は前週比で-59,580円と減少しました。

レアル安円高が止まらないですね。来週の日銀会合まではあまり流れが変わりそうにないですが、そこを乗り切って年越しを狙っています。

週間スワップ推移

年率は証拠金額をもとに計算したもの（1日のスワップ×365日÷証拠金額：左）とレバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう、保有金額をもとにしたもの（1日のスワップ×365日÷終値÷10,000：右）を示しています。

週間運用成績(円)