月末の大幅調整　メキシコペソのスワップ成績（2月21日週）

メキシコペソの推移と成績　

米ドル/メキシコペソは、コロナ後から順調に下落を続けていましたが、1月半ばに底を打って反転上昇気味です。14日週に長期の抵抗線を上回って終了していたので、ちょっと危ない感じでしたが、やはり大きく上昇して(上に行くほどペソ安) 大幅な調整となってしまいました。

21日週は週初の20.43から20.85まで約0.42（2.08％）のドル高・ペソ安となっています。チャートで見ると、昨年の11月以来の高値です。

すでにコロナショックからもかなり回復してきているので、スワップで運用するにあたっては特にペソがここから大きく上げる必要もなく、20.0を挟んだ動きでも十分と思います。あまり大きく動かず安定した推移を望みます。

 

メキシコペソ/円は5.3あたりの抵抗で3度跳ね返されて、14日週には5.14まで下落していましたが、21日週の週初に反転して5.2まで戻しました。その後は力尽きて5.05まで下落し、5.10でクローズとなっています。

対ドルでは底割れした感じですが、円安傾向もあってか、ペソ/円は粘っているように見えます。月も変わるので、もう一度5.3を目指して上昇を期待してます。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比+678円の5,178円となりました。年換算の収益率は33.7％でした。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は前週比-161,290円の+1,020,493円と2週続けて大幅減少となっています。

各通貨の比較

2月の第4週目の高金利通貨は大荒れとなりました。2月に入って順調に上昇していた南アフリカランド/円（ZAR/JPY）やトルコリラ/円(TRY/JPY)の下落が特に大きくなりました。

ランドやリラほどではなかったものの、メキシコペソ/円（MXN/JPY）や対ユーロのインドルピー（EURINR*）も下落しました。

一方で、ロシアルーブル(EURRUB*)はほぼ横ばいで、人民元/円（CNH/JPY）は上昇しました。かなりのリスクオフで主要な高金利通貨は下落しましたが、異なる動きの通貨ペアに分散していれば、いくらかダメージを和らげられたのではないかと思います。

スワップ運用全体で見ると、2月の前半は順調に含み益を増やしていましたが、月末に大きく下げました。 昨年後半から高金利通貨は月末に下げたあと月初に回復するので、3月も行けると思います。

• 保有中の通貨と注目の通貨の年初からの値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

2月21日週も前週から引き続いて、メキシコペソが不調でした。2週で40万円以上含み益を減らしています。

スワップは前の週に大きく減少しましたが、今週は少し回復しました。とはいえ、ちょっとスワップの収益率が低く、為替のリスクに見合わない気もします。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

セントラル短資の口座で、メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てて、両建てにして為替変動の影響を抑制してスワップを稼いでいく計画です。

同時に、FXプライムで逆にペソ/円の売りとランド/円の買いを入れて両建てにし、ダブルでスワップのサヤ取りをします。これで証拠金がかさんで収益率があがらなくなる両建ての欠点を補って、スワップを取りに行きます。

FXプライムよりみんなのFXの方がペソ/円の売りとランド/円の差し引きのスワップが良い時があったので、みんなのFXでもポジションを持つことにしました。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソを400,000通貨、ランドを300,000通貨を1セットとして運用する予定です。

ちょっと大きく動いたので、下がったところで売りポジションを決済してしまいました。買いポジションが残ってバランスが悪くなっていますが、スワップ額は増えています。

ペソ/円・ランド/円が上昇すれば、売りポジションを建てて、値動きとスワップ額を検証していけるのではないかと思います。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)