メキシコ中銀は政策金利引き下げ　　メキシコペソのスワップ成績（8月3日週）

メキシコペソ

2025.08.10

みなさんこんにちは。動きの異なる複数の通貨に分散しつつ、ハイレバで高収益を目指してスワップポイント運用をしています。

2024年を通してほぼ10通貨で運用していたものを徐々に規模縮小して、4通貨（メキシコペソ・ブラジルレアル・・チェココルナ、ハンガリーフォリント）としています。米ドル、ユーロ、南アフリカランド、トルコリラ、インドルピー・ポーランドズロチは一旦運用停止中です。

1日発表の米の雇用統計でかなり動きましたが、先週はその巻き戻しで円安となりクロス円は全般的に上昇しました。7日発表の新規失業保険申請件数も前回の21.9万件から22.6万件に増加で、少し米雇用も悪化してきています。

対円の週間騰落では、ブラジルレアルとメキシコペソのラテン通貨が強く、欧州通貨がそこそこ上昇となりました。米ドルと米ドル連動のトルコリラがプラスながらも下位となり、インドルピーがマイナスで最下位でした。

前の週に米ドルが上げたのはやはり月末要因だったでしょうか。米雇用悪化懸念もあって米ドルは弱めですね。トランプ関税で下げていたブラジルレアルは2週連続トップで回復してきていますが、今度はインドが関税のターゲットになって下げています。

運用4通貨の合計スワポ額は前週比+4,590円の35,894円となりました。引越しのためいったん決済したハンガリーフォリント再度ポジりなおした分増加しています。

内訳

8月7日発表の7月の消費者物価指数は、前年比で予想3.53%のところ3.51%となり、前回の4.31%を大きく下回りました。前月比では予想0.28%のところ0.27%で、前回は0.28%でした。

同日メキシコ中銀は政策金利を0.25%引き下げ、7.75%としています。理事5人中4人が利下げに投票し、前回より利下げ幅は縮小しています。

8月3日週のメキシコペソ/円は、7.795で始まり7.754まで下げますが、7.973まで上昇し7.951でクローズとなりました。

ペソ/円は7月31日に8円台に乗せて年初来高値を更新しましたが、その後急落してしまいました。先週はペソ高円安でやや上昇していますが、8円台は回復できていません。

8月3日週の米ドル/メキシコペソは、18.893で始まり18.951の高値をつけたのち、18.526まで下落し18.580でクローズとなりました。

ドル/ペソはドル安ペソ高で下げてきていますが、18.5が堅くなかなか割れない感じです。

米ドル/メキシコペソの売りを100,000通貨保有としていましたが、トランプ関税相場に耐えられず半分に減らしています。

週間のスワップポイントは2,865円と減少しました。

合計の損益は前週比で+133,657円でした。

ドル/ペソは膠着気味で、合計利益も+400万円を挟んで一進一退です。

週間スワップ推移

1日平均は10,000通貨あたりのスワップポイントの額です。
年率換算はレバをかけた実際の運用の収益率となる証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)とレバをかけなかった場合の収益率である保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)の両方を示しています。

週間運用成績(円)