膠着継続か？　メキシコペソのスワップ成績（5月2日週）

メキシコペソの推移と成績　

メキシコペソ/円は、コロナショックで昨年の4月に底を打ったのち、約１年かけて黒い点線内のレンジで上昇を続けてきました。今年の4月に黒点線を超えましたが、その後大きく上昇するわけでもなく、ひと月の間ほとんど変動なく過ぎました。

5月に入ると値を下げて黒点線を割り込みました。先週のブログでは「大きく下げたら買う」方針だったのですが、欲を出して売りを入れてしまいました。売りを入れた途端に上昇して、再び黒点線を上に抜けて、4月の膠着レンジに戻っています。

4月の米ドル/メキシコペソは下落基調でドル安ペソ高が進んで、月後半には20.0を割ってきましたが、20.0以下を維持できませんでした。5月2日週に入っても20.0越えで推移していましたが、金曜日の雇用統計後にドルが下落したこともあり、再度ドル安ペソ高が進んで19.89で週を終えています。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比-2,071円の1,635円でした。両建てで売りポジションを増やしたため、スワップは大幅に減少しました。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は、前週比+26,190円の+1,826,443円となりました。

各通貨の比較

5月2日週の高金利通貨はさえない感じでしたが、週後半には動きが出てほとんどの通貨ペアが値をあげています。特に南アフリカランド/円（ZARJPY）が好調で週末に向けて大きく上昇しています。

人民元/円（CHNJPY）の上昇幅は小さかったですが、再度高値を更新して16.94をつけています。対ユーロのロシアルーブル（EURRUB*）やメキシコペソ/円（MXNJPY）も小幅上昇しました。

対ユーロのインドルピー（EURINR*）は他の通貨ペアと連動せずに小幅下落しています。

ルピー、ルーブル、リラは３−４月に大きめの下落がありました。5月に回復して全体の成績上昇を願っています。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。週末に向けてドルが下がったため、対ドルのペソが大きく上昇しましたが、前週のマイナスを補えていません。

週間のスワップ額は微減でしたがほぼ変わらず、長期安定しています。合計額は4,088円で、前週とほぼ同じ額でした。年率も50％超えを続けています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てると同時に、ペソ/円の売りとランド/円の買いを建てて、仮想ペソ/ランドの両建てサヤ取りを試みています。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソ/円の売りと買い400,000通貨とランド/円の売りと買い300,000通貨を1セットとしています。合計で3セットで運用する計画です。

ランドが上昇したので、みんなのFXの南アフリカランド/円の買いポジションを決済しました。また、セントラル短資で売りポジションを追加しています。

ペソ/円の売りポジションをLIGHT FXとクリック365で建てています。下がると思って売りを増やしましたが、ペソもランドも上昇してしまい、かなり裏目に出ています。スワップもマイナスで支払いの方が多くなっています。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)