鉄鋼・アルミ関税引き上げもペソ高　　メキシコペソのスワップ成績（6月1日週）

みなさんこんにちは。動きの異なる複数の通貨に分散しつつ、ハイレバで高収益を目指してスワップポイント運用をしています。

2024年を通してほぼ10通貨で運用していたものを徐々に規模縮小して、4通貨（メキシコペソ・ブラジルレアル・・チェココルナ、ハンガリーフォリント）としています。米ドル、ユーロ、南アフリカランド、トルコリラ、インドルピー・ポーランドズロチは一旦運用停止中です。

先週4日に、トランプ政権が鉄鋼製品とアルミニウムの関税を25％から50％に引き上げたため、週半ばにリスクオフが進みましたが、その後は円安・高金利通貨高となっています。米の鉄鋼の輸入元上位は、カナダ、ブラジル、メキシコとなっています。

また、欧州中央銀行（ECB）が政策金利を0.25％引き下げていて、ユーロ/チェココルナは金利差拡大によるスワポ増加にも期待です。

週間の対円の騰落では、全通貨プラスとなりました。前週ビリだったブラジルレアルがトップで、メキシコペソ、南アランドが続いています。

一方、好調だったポーランドズロチが最下位で、5月の巻き戻しとなっている感じですが、米ドルとそれに連動するトルコリラ、インドルピーはいまいちです。

運用4通貨の合計スワポ額は前週比+624円の23,294円と減少しました。

内訳

6月1日週のメキシコペソ/円は、7.428で始まり7.375の安値をつけたのち、7.584まで上昇し7.580でクローズとなりました。

4月9日の安値に6.843から上昇となっていて、7.6近辺の上値抵抗線を試す展開となっています。

6月1日週の米ドル/メキシコペソは、19.368で始まり19.444の高値をつけたのち、19.097まで下落し19.109でクローズとなりました。

4月の高値からのドル安ペソ高が継続していて、ドル/ペソは19ペソ割れも視野に入ってきました。

米ドル/メキシコペソの売りを100,000通貨保有としていましたが、トランプ関税相場に耐えられず半分に減らしています。

週間のスワップポイントは3,425円と大幅減少しました。

合計の損益は前週比で+148,974円となりました。

だいぶトランプ関税も織り込みが進んで、対ドルでペソ高が続いています。合計利益もいくらか回復してきました。

週間スワップ推移

1日平均は10,000通貨あたりのスワップポイントの額です。
年率換算はレバをかけた実際の運用の収益率となる証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)とレバをかけなかった場合の収益率である保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)の両方を示しています。

週間運用成績(円)