急反発で驚異的な回復　メキシコペソのスワップ成績（3月7日週）

メキシコペソの推移と成績

メキシコペソ/円は週初に下値支持線を割って5.02まで下落しましたが、その後急速に値を戻して5.26で週を終えました。下に抜けたのでもうダメかと思いましたが、週後半に驚異的な回復を見せました。

ここ4ヶ月ほどは5.0~5.3の中で動いていますが、来週は上値に４度目のトライとなるでしょうか。5.3を超えて上抜けに期待したいと思います。

米ドル/メキシコペソは、前の週まで抵抗線を超えて上昇していましたが、今週はそこから反転して大きく下落しています。(下に行くほどペソ高)　 ドル高が進んでいることもあって、対ドルのペソの回復の幅は小さくなっています。

1ドル＝20ペソ台後半まで戻していますが、この先20ペソ割れから再びコロナ後安値（＝ペソの高値）をトライしていけるかに注目です。

週間のメキシコペソ運用の全体のスワップ額は、両建にしているランドの分も含めて、前週比+511円の9,047円でした。年換算の収益率も大きく上昇して52.3％となりました。

評価損益と累計のスワップと確定損益を合計したペソ運用全体の利益は大幅増となり、前週比+504,336円の+1,327,292円と+100万円を大きく超えてきました。

各通貨の比較

3月第２週の高金利通貨は大きく上昇となりました。前週まで下落傾向だった南アフリカランド/円（ZAR/JPY）、トルコリラ/円（TRY/JPY）、メキシコペソ/円（MXN/JPY）は反転し大幅上昇しています。

一方で、前週まで上昇していた対ユーロのインドルピー（EURINR*）とロシアルーブル（EURRUB*）や、人民元/円（CNH/JPY）も緩やかに上昇を継続しました。

52週では、コロナショックで大きく下落し2020年4月に底をつけたランドやペソが上位に上がってきました。当然ながら、直後の底で買えていれば大きく利益を得られていたということになります。

底が2020後半以降に来たリラ、ルーブル、ルピーもだいぶ戻してきています。ここからさらに上昇できるか正念場となりそうです。

• 保有中の通貨と注目の通貨の52週の値動きを示しています。
• * がついている通貨ペアは上下反転させています。

AXIORY：米ドル/メキシコペソ

米ドル/メキシコペソは、売りで80,000通貨を保有しています。

先週までの3週間で60万円あまり含み益を減らしていましたが、米ドル/メキシコペソが反転して半分くらいは取り戻せた感じです。合計の損益が+100万を再び超えてきました。

スワップは少しずつ増加傾向で、2月はじめの額まで回復してきました。1日あたり70円も目前です。また、証拠金額に対する年率も50％を超えています。

週間スワップ推移

• 1日平均は10,000通貨あたりのスワップ額です。
• 年率は証拠金ベース(1日平均スワップ×365日÷証拠金額：左)と
  保有額ベース(1日平均スワップ×365日÷終値÷10,000：右)で示しています。

週間運用成績(円)

メキシコペソ/円・南アフリカランド/円　両建てサヤ取り

セントラル短資の口座で、メキシコペソ/円の買いと相関性の高い南アフリカランド/円の売りを建てて、両建てにして為替変動の影響を抑制してスワップを稼いでいく計画です。

同時に、FXプライムとみんなのFXで逆にペソ/円の売りとランド/円の買いを入れて両建てにし、スワップのサヤ取りをします。これで証拠金がかさんで収益率があがらなくなる異業者間同通貨両建ての欠点を補って、スワップを取りに行こうと考えていましたが、ポジションを構築する前にランドのスワップが低下して、計画だおれとなる公算が大きくなってきました。

だいたいペソとランドを4:3にすると金額が釣り合うので、ペソを売りと買いそれぞれ400,000通貨、ランドを売りと買いそれぞれ300,000通貨を1セットとして、差し当たり2セットで運用する計画です。

前の週までに下がったところで売りを決済して、反転するところで買いを入れています。その結果、まあまあ安い値で買いポジションを予定数保有できたので、上がったところで売りを増やしてバランスをとる予定です。

スワップは計画どおりに入って来なそうで、利益は前週比＋20万とかなのでもうサヤ取りとかどうでもよくなってしまいました。

週間スワップ推移

週間運用成績(円)