政策金利9.25%へ引き上げ　　ブラジルレアルのスワップ成績（11月28日週）

ブラジルレアルの推移　

各国中銀の政策金利決定会合が開かれる中銀ウィークに入っていますが、ブラジル中銀は8日に会合を開き政策金利を1.50%引き上げて9.25%としています。市場予想どおりの引き上げ幅で、次回2月の会合での追加利上げも示唆されています。

明日10日にインフレ指標となる消費者物価指数の発表があるので、こちらも注目です。前回発表の10月分は前年比10.67%で、今回も市場予想は11.23%とかなり高くなっています。

11月28日週のブラジルレアル/円は軟調で20.21で始まったのちに下落し、19.79を安値としておおむね20.0を挟んだ動きとなり、19.95で週を終えました。12月4日週も20.0近辺で推移していましたが、昨日の利上げ発表後は20.57まで急上昇しました。それでもオミクロン前の水準を下回ったままです。

長期で見ると、コロナ前の2020年1月は27.0近辺だったので、かなり低迷しています。中期では、6月に高値をつけたのち、現在まで下降トレンド継続中（青）ですが、利上げ後の上昇でトレンド転換を期待しています。

IG証券：ブラジルレアル/円

ブラジルレアル/円の買いを90,000通貨保有中です。オミクロンショック後に20.0以下となったところで買い増ししています。先週末はまだ爆損状態ですが、安いところで仕込んで、その後はレアルが上昇しています。

スワップは先週も1日あたり40円が続き、収益率はかなりいいです。政策金利が引き上げられたので、今後の増額に期待しています。

週間スワップ推移

• 年率は証拠金額をもとに計算したもの（1日のスワップ×365日÷証拠金額：左）とレバレッジをかけていない場合の年間の収益率を示せるよう、保有金額をもとにしたもの（1日のスワップ×365日÷終値÷10,000：右）を示しています。

週間運用成績(円)